再放送で『おみやさん 6』の第2話 をやっていた。貫地谷しほりがゲストの回だ。映画やドラマでは役者の出というのが大事だが、この作品はなかなかである。
「私の父が家出しちゃって、あの、てか、この場合、失踪かな」
と東京から京都まで捜索願を出しにきた。
「ていうのも、最近、うちの父が京都にいるんじゃないかって消息が見つかって。ま、最近って言っても、14年まえなんですけどね。んー。14年まえの消息が最近見つかったっていうか」
『ちりとてちん』が2008年 3月までで、10月にこのドラマ。主演が草若師匠こと渡瀬恒彦だ。彼が時効まえの事件を捜査するのに、貫地谷しほりを連れまわすストーリー。
かの桂米朝は女に落語家は向かないと言っている。『ちりとてちん』の女性落語家役というのは、酷というか損な面もあった。落語家も女優となじ演じる職業だから、そこで評価されてしまう部分がある。しかし、かりに今後名人と呼ばれるような女性落語家が出てきたとしても、20才やそこらで天才的ということはむずかしいだろう。
ところが、この『おみやさん』の貫地谷しほりはすでに『キミ犯』を経て、レギュラー番組じゃなくても、完全に貫地谷しほりテイストを確立してる。失踪した父の死に関心がもてなかった娘が最後に泣くという型通りの見せ場もある。
原作が石ノ森章太郎。オープニングとエンディングだけに登場するような軽い役で友近も出ている。
『おみやさん』 ⇒ 原作マンガはこちら
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