いままた時代小説がブームなのはヒーローが求められているのか

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 世の中に閉塞感があると、時代劇が流行ると言われる。その原作となる時代小説は、我が国のエンタテインメント小説では、ミステリに次ぐジャンルだが、ここへきて、また盛り上がりを見せている。

 大阪だと、グランフロントにできた大型の紀伊國屋書店でも、時代小説ブームに目をつけ、コーナーを作っている。担当者曰く、目についたら、補充しないとどんどんなくなるほどだそうだ。

 人気作はシリーズ化されるので、大人のライトノベルといったところ。ヒットすると、アニメではなく、実写ドラマ化される。

 『みをつくし料理帖』は特番形式で何回か放送されたし(主演は北川景子)、

 『吉原裏同心』はNHKで夜の連ドラとして1クール放送された(主演は小出恵介)。

 では、この2つのドラマの共通点は?

 どちらも重要な脇役で、貫地谷しほりが出ている。『みをつくし料理帖』では主人公の幼なじみで、吉原きっての花魁あさひ太夫。『吉原裏同心』では、主人公とかけおちした人妻・汀女で、吉原の女たちに手習いを教えている。

 時代小説としての2作の共通点は、市井の人情モノの形をとりつつ、王道から少し離れたところで趣向をこらしている。

 たとえば、「裏同心」といっても、「民間で雇われている」という程度の意味の正義の人であり、『必殺仕事人』の中村主水みたいなのとはちがう。

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