第29話 魔人ウロコルゲがドルゲ菌をバラまく!!

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大人になってから見ると、笑えるツボだらけの『超人バロム・1』を完全ネタバレ解説。

超人バロム・1 第29話

超人バロム・1 第29話

脚本:伊上勝/監督:田口勝彦

 放課後、猛と健太郎はクラスの何人かと校庭で突然飼い出したらしい犬のところへ、残しておいた給食をあげにいく。そのとき、空から隕石が落ちてくる。

 見に行った猛はなんのためらいもなく拾い上げ、健太郎と相談して、しかし、先生には無断で標本室にもっていく。警察や学会に報告しなくていいのか。

 江南小学校のマドンナが、
「隕石に名前をつけましょうよ」
 と意味不明の提案をすると、健太郎と猛以外の連中はふいに、
「隕石なんて、珍しくないよ」(珍しいだろう!)
 と口々に言い出し、3人を残して帰る。

 次の日にいたっては、3人以外、犬にすら興味がないようすで帰っていく。犬の食べるものもなくなっているので、猛と健太郎は家に帰って食べ物をとってくることにし、マドンナは犬がさみしがるから残っていると言う。さっきまで一匹ぽっちでいたんじゃないのか。

 マドンナはなぜか昨日隕石をおいた標本室に水をくみにいき、隕石がないことに気づく。とたんに、隕石の正体=宇宙の悪=ウロコルゲが姿を現す。宇宙の悪なのに、ウロコって……とても地球的なやつだ。

 ボップに知らされ、かけもどった健太郎と猛は魔人を見て、すかさず変身しようとするが、ボップを奪われてしまう。
「どうだ、ボップがなければ変身できまい」
 そこへ窓から飛び込んできたのは、さっきまで首輪に鎖がついていたはずの犬だ。この恩返しによって、バロム・1に変身すると、マドンナに向かって、
「そこでじっとしていなさい」
 と指示する。このせいで、マドンナは爆発で崩れたカベの下敷きになってしまう。病院へ運ばれたマドンナは、頭に包帯をまかれ、鼻に酸素の管を突っ込まれている。

 ウロコルゲは東京中の水道にドルゲ菌を入れたとドルゲに報告。これがホメられたいウロコルゲのウソなのか、病院の住所が東京じゃなのかわからないが、病院に被害はない。

 翌日、少しよくなったマドンナを元気づけるため、ウロコルゲを見つけ倒そうとする健太郎と猛。そのようすを見せようと、病院からマドンナを連れ出す松五郎。

 ところが、バロム・1はウロコ手裏剣という純和風の技のまえにあっさりやられてしまい、マドンナの病状は悪化する。医者は連れ出した松五郎を叱るがそれを阻止できなかった病院の危機管理能力に問題がある。しかも、母親に向かって、
「今夜が峠です」
 と、ついでのように言う。

 マドンナのために、ウロコルゲを倒す新しい技を開発しようと心に誓ったバロム・1は、神社の境内らしきところで、バレーボールの特訓をはじめる。

 大さわぎしたわりには、あっさりウロコルゲに勝ち、マドンナも回復する。しかし、マドンナに見えるバロム・1が大人たちには見えないらしい。なら、松五郎は子供か?

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