大人になってから見ると、笑えるツボだらけの『超人バロム・1』を完全ネタバレ解説。
超人バロム・1 第25話
脚本:滝沢真理/監督:田口勝彦
幼い兄妹が双眼鏡が見たガイコツの方へ行く。なんで行くんだ。
途中で会った漁民らしきおっさんといっしょに浜辺の難破船(なんで放置してあるかは不明)のところへ。穴からバラバラのホネが出てきて合体し、白骨トカゲの化身ホネゲルゲになる。
おっさんは子供たちを警察にやる。なんで居残ったか不明だが、黒マントにくるまれ、骨になる。
「ホネゲルゲは、筋肉を失ったために、少しの風でも寒さを感じるのだ」
むしろ、感じひんのちゃうかと思うけど。
「愚かな肉体をもち、生き延びようとあがく人間どもをみんな骨にしてしまうのだ」
寄り道して遊園地で遊んでいた兄妹を襲おうとしたホネゲルゲは、母親が迎えにきただけであきらめる。しかし、せっかく、家まで連れ帰ったのに、母親は、
「知らない人がきても開けちゃダメよ」
と兄妹に言いつけて買い物に出る。もどってくる途中で行くわけにはいかなかったのだろうか。
こっそり家の中のようすをうかがうアントマンたち。といっても、こっそりなのは、兄妹に対してだけで、もし、近所の人が通りがかったら、うず巻きファッションがメッチャ目立ってるんですけど。
ホネゲルゲは、三匹の子ブタに出てくるオオカミみたいに母親の声色を使って、兄妹にドアを開けさそうとするが、バレてる。ま、開けなくても、床から出てくるんだけどね。だったら、チャイム押して、ママよ、なんて言うなよ。
アントマンたちが兄妹を横抱きにして、とても目立つようすで誘拐していく。たすけにきたバロム・1に向かって、ホネゲルゲが言う。
「まだ、きさまと勝負を決するときではない」
なんか悪だくみあると思うやん? ところが、兄妹を奪い返されたホネゲルゲは、かわりに母親を誘拐。彼女をおとりにバロム・1をおびき寄せるんである。ほな、さっき戦っといたらええやん。
バロム・1がくるまで、ホネゲルゲは母親をヒモでしばき、悲鳴をあげると、
「おとなしくしろ」
と言う。おまえがしばくからやん。
そして、彼女をおびえさせようと、捕らえてあった4人の男に抱きついて凍らせ、ガイコツにする。さっきまで、相手を寒がらせるんじゃなくて、おまえが寒がっとったやん。
やってきたバロム・1は弱点を見抜いて移動し、ホネゲルゲを風下に立たせたもんだから、ホネゲルゲはくやしがる。くやしまぎれに、ホネゲルゲは母親に抱きついて、ガイコツにした。バロム・1、作戦に失敗してるやん。
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