大人になってから見ると、笑えるツボだらけの『超人バロム・1』を完全ネタバレ解説。
超人バロム・1 第24話
脚本:島田真之/監督:田口勝彦
少年が賽銭泥棒をしていて、事件を目撃。ウデゲルゲが村人を発泡スチロールのように砕いて殺し、村長に化けた。
ここで、ドルゲの解説。
「あの小僧は、けっしてしゃべらん。話そうと思っても話せないのだ」
なぜなら、自分の賽銭泥棒のことも話さなくてはいけないから。少年は、健太郎や猛たちの泊まっている観光ホテルの男に、バケモノが出たことを告げるが信じてもらえない。
「ははあ、そうか。それじゃ、ノボルくん、そのとき、キミはなにをしていたんだね」
村長姿のウデゲルゲが殺人を重ね、それをまた少年が見て、逃げる。猛が追うと、ウデゲルゲが現れたので、バロム・1に変身。
「きさま、なにを企んでいる」
「知りたかったら、ノボルに訊くことだ」
ウデゲルゲの中指が伸びて、巻きつく。
「オレの指だ」
わかってるって。
少年の母は、勇気を出して心配ごとを話すよう説得を試みる。
「おまえがいちばん好きな超人バロム・1だって、きっとこう言うわ。弱虫はキライだって」
「そうだ、バロム・1に話すんだ」
しかし、そのまえにウデゲルゲが現れ、バロム・1はたすけてくれないと笑う。
「バロム・1は悪い心の人間がいちばんキライだ。いまのおまえの体の中は悪の心でいっぱいだからな。自分がたすかれば、村の人間などはどうなってもいいと思う悪の心がな」
どうしたらいいんだよ、と海辺でたそがれる少年のもとに、バロム・1がやってくる。
「ダメだ、言えない」
「いちばん必要なのは、キミの勇気だ。勇気を出して、心の中の悩みを私に思いっきりぶつけるんだ。さあ!」
その言葉を聞いた少年は逃げ出す。説得失敗してるやん。バロム・1、言葉は苦手か?
村長姿のウデゲルゲが村人全員(と言っているが、じっさいには男衆のみ)に天狗の面をかぶらせ、躍らせている。少年がついに、みんなのまえに飛び出し、村長がバケモノだと告げたのをバロム・1がホメる。
「みんな、ようく見るんだ。みんなを奴隷にしてしまおうとするドルゲ魔人の姿を」
そう宣言して、ボップをぶつける。
「出たな、ドルゲ魔人」
自分で出したんやんけ。
一方、ウデゲルゲが、
「ドルゲの悪魔の水をかぶれ」
と村人に投げつけると、なぜか爆発して燃え、村人たちは奴隷に。バロム・1さーん、ふせげてないやん。しかも、村人なので、手が出せず、少年の勇気はムダに。
「やつは、どこへ行ったのだ」
あわてるバロム・1に、少年が魔人の居場所を教える。どっちが超人かわからん。
こうして、ノボル少年のカットウの根本であった賽銭泥棒はうやむやになった。
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