第8話 毒液魔人ナマコルゲ

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大人になってから見ると、笑えるツボだらけの『超人バロム・1』を完全ネタバレ解説。

第8話 毒液魔人ナマコルゲ

超人バロム・1 第8話

脚本:山崎久/監督:田口勝彦

 いきなり地中から登場したナマコルゲ、頭のてっぺんから出す毒液で飼い犬を溶かし、ようすを見に出てきた夫婦を地下基地建設に使役するため、連れ去る。

 ミスター・ドルゲは説明会らしき場で、見たこともないような大金を積んで、レジャーセンターを作るから立ち退けと、地上げ屋のようなことをやっている。水族館の経営者は断るが、べつのひとりが「反対するやつは次々と行方不明」だから、自分は土地も家も売ると言う。ミスター・ドルゲのまえで。それって、完全にミスター・ドルゲの仕業や言うてるやろ。

 でも、ドルゲは売ってくれれば、文句はないらしく、ナマコルゲに連れ去られるのは、水族館経営者である初老の男だ。

 さて、健太郎は、猛、マドンナ、もうひとりのガキと連れ立って水族館へ行く。失踪したはずの経営者が出てきて、あきらかにようすがおかしい。きっとドルゲにあやつられているのだろう。だったら、地上げ屋みたいなことせんでも、はじめっからこの方法でええやないか。

 今日で廃館だと言って入場させてもらえない。この〈廃〉の字がやまいだれになっているのが気になるが、これは誤字ではないという説がある。それより気になるのが看板のいちばん目立つところに書いている〈アマゾン人魚(マナティー)〉だ。各自検索してみてくれ。Amazonで売っている「人魚姫」の本じゃないぞ。

 マドンナとガキの目当てはシーラカンスらしく、健太郎や猛にも言わずに、勝手に裏口から水族館に侵入する。悲鳴を聞きつけ、バロム・1に変身するも、人質がいるので、手が出せないだろと言われ、たじろいだ──ように見えたが、
「行くぞ」
 と、すぐに手を出す。

 水族館の外へ出ると、そこはかなり大規模な遊園地で、バロム・1はジェットコースターのレールで戦う。水族館は廃館か知らんが、遊園地には客がきてたんじゃないのか? しかし、いまや貸切状態である。あっさり2人を奪われ、人質とともにナマコルゲは地下に姿を消す。

 地下では、ドルゲが
「働け、もっと働け」
 と言い、並んで歩かされている人々をアントマンがムチ打つ。打たれたやつがうめき声をあげて倒れる。だから、それしたら働かれへんやんけ。そういうのは、倒れたやつに歩けとムチ打つから効果があるねん。

 健太郎と猛にもどった2人は海岸を走って、マドンナたちをさがしまわる。さっき、バロム・1だったとき、ナマコルゲが連れ去ったことをわかってなかったのか。だとしても、そう考えるのが妥当じゃないか。それに、さがすんなら、バロム・1のままの方がよかないか。案の定、健太郎は体力の限界。猛が叫ぶ。
「2人をさがさなければ、おれたちは家には帰れないんだぞ」
 そういう問題じゃないと思うんだが。

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 ⇒ 毒液魔人ナマコルゲ
 

 
 
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