第22話 魔人ヒャクメルゲが目をくりぬく

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大人になってから見ると、笑えるツボだらけの『超人バロム・1』を完全ネタバレ解説。

超人バロム・1 第22話

超人バロム・1 第22話

脚本:伊上勝/監督:田口勝彦

 タクシーのまえにいきなり女が飛び出してくる。大した美人ではないが、魔人の姿になったとたん、思わず目を奪われる。そのヴィジュアルがハッキリ言って、マンコルゲなのだ。

 タクの運ちゃんの方は、物理的に目を奪われる。マンコルゲならぬヒャクメルゲに、くりぬかれて。とうぜん、事故になる。交通を混乱させるのが目的ならドライバー全般をターゲットにしてもよさそうなものだが、業界に恨みがあるのか、タクシーばっかりをねらうので、人手が不足して、松五郎が採用される。

 学校帰りの健太郎と猛がタダで乗せてもらう。健太郎は校内の眼科検診の際、病院にくるように言われたもんだから、そこでおろしてもらう。女医に命じられるまま、ベッドに寝ると、ベルトが出てきて、しばりつけられてしまう。

 ボップによって、健太郎の危機を知った猛は、松五郎に引き返すようたのむ。しかし、事情を知らぬ松五郎は安全運転だといって、必要以上にのろのろ走る。シビレを切らした猛が後部座席のドアを開け、ボップを放り投げると、健太郎も飛び出してきて、空中で変身。ただし、カベを突きやぶってきた健太郎は血まみれ……ということではないらしい。さすが超人。

 一方、松五郎は病院につくまで猛の不在に気づかない。どこ見て運転しとんねんって感じやな。ちっとも安全運転ちゃうやんけ。

「あのにっくきボップさえ奪えれば、バロム・1は非常にこまる」
 というわけで、ヒャクメルゲは松五郎に催眠術をかけ、猛の引き出しからボップを盗み出させる。そんなところに、しまっとってんな。カギもかけてへんし、隠し場所バレてるし。

 父が帰ってきたのかと思った姉が犯行を目撃し、松五郎のあとをつけ、ヒャクメルゲに襲われたところで、バロム・1が登場し、自慢げに言う。
「松五郎のようすがおかしかった。ヒャクメルゲ、きさまがボップを盗ませるまえに、すでにバロム・1になって待っていたのだ」
 バロム・1になってたんやったら、ボップもっとかなあかんのちゃうの。しかも、姉をわざわざ危険な場にこさせる作戦はまちがってるよなー。

 案の定、花火のような目の攻撃をかわすスキに姉をさらわれてしまい、屋敷まで追いかけたところで、バロム・1は檻に閉じ込められた。ヒャクメルゲが要求する。
「条件はひとつ。きさまの目をよこすか、娘の目をよこすか」
「私が身代わりになる」
 そう答えると、バロム・1のうすっぺらい2つの目がヒャクメルゲにはりつく。しかし、娘を離さない。
「見ろと言ってもムリだろうが、娘の目をいただく」

 目が見えなくても、バロム・1は聴力でヒャクメルゲの位置を知り、体当たりをくらわす。ヒャクメルゲの体にある目がこわれて、バロム・1に目がもどる。

 戦いの場を移すと、バロム・1は爆弾パンチでヒャクメルゲの頭(目)を吹っ飛ばし、トドメのチョップを割れ目に叩き込む。

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