第21話 魔人クチビルゲがバロム・1を食う!!

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大人になってから見ると、笑えるツボだらけの『超人バロム・1』を完全ネタバレ解説。

超人バロム・1 第21話

超人バロム・1 第21話

脚本:滝沢真理/監督:田口勝彦

 いきなり血ぬられた手が現れ、つづいて巨大な口が。かの有名なクチビルゲの登場だ。あまりのインパクトからくる恐しさはただことではない。

 松五郎が町内子供会とかいって、子供たちにキモだめしをやらせる。最初に選ばれた兄妹は酔っぱらいを見かける。この酔っぱらいがクチビルゲに遭遇する。
「おまえを食べてやる」
「なんだ、きさま。目も頭もねえのか」
 ついでに言うと、左腕もない。それがあるべきところに袋状の緑の、ヒダと言ったらいいのか、とにかく、でかい口をささえるためのもの。
「食べてヘドロを吐くためには、口だけでいいのだ」
 と酔っぱらいを丸呑みにする。

 兄妹が無謀にもクチビルゲのあとをつけ、襲われる。バロム・1がたすけにきて、夜にまぎれて見えないアントマン相手にサーチライト・ボップで対抗しているうちに、なんと唇が空を飛ぶ。幼い兄妹を抱いて。

 このあと、ドルゲ洞で、いつもなら魔人がドルゲに叱られるパターンだが、食欲の化身クチビルゲは、
「よくガマンしたな」
 とホメられる。なにをガマンしたのかというと、〈おまえにとって、いちばんうまいバロム・1の心臓〉を食うことを。自分の好物を勝手に決められてもなあ。しかも、まだ食ったことのないものだし。

 兄妹をおとりにして、バロム・1をおびき寄せるというのだが、だったら、さっきバロム・1と戦っときゃすむ話じゃないのか。

 ドルゲの計画では、バロム・1の心臓をヘドロと化し、その殺人ヘドロをヘンな機械でスモッグにして、空中からバラまくんだそうだ(ドルゲ曰く、「恵みのスモッグ」)。
「おまえは、しばらく絶食して心臓を食いやぶる力をつけなければならん」
 ハングリー精神っていうけど、ホンマに腹すかしてたら、パワーは減ると思うで。

 ワナを仕掛けろという命令で、クチビルゲは兄の方だけ返す。見知らぬ初老の探偵のもとで気がついた少年は、木戸家へ電話する。猛の姉はセクシー逆立ちで美容体操の真っ最中。木戸刑事が猛がどこへ行ったか訊く。
「ゆうべから帰らないわよ」
 そんなのんきな状況ちゃうぞ。ひと晩、子供が帰らなくて平気なのか。

 けっきょく、電話とは関係なく、健太郎と猛は探偵といっしょにいる少年と合流。じつは、この探偵、魔人が変身している。そして、少年がアントマンに連れ去られていくことをバロム・1に教える。バロム・1がかけつけると、少年に見えたのは、人形だった。バロム・1はバカにしたように笑う。
「これがドルゲ魔人の手か。だまされんぞ」
 十分、だまされてるやん。しかも、本物は連れ去られてるし。

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 ⇒ 魔人クチビルゲ
 

 
 
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