大人になってから見ると、笑えるツボだらけの『超人バロム・1』を完全ネタバレ解説。
超人バロム・1 第7話
脚本:伊上勝/監督:折田至
健太郎と猛が通う江南第一小学校の門前に人間体のミスター・ドルゲが現れる。
「ここに求める人物がいるはずだ」
こうして、2人の学校生活をのぞき見ることになる。
あまりデキのよくない学校らしく、生徒たちがみんな騒いでいる。そのあいだ、番長のはずの猛が偵察をしている。番長ってのは、もっとエライもんだと思っていたが。
「おい、アンコウがくるぜ」
と、みんなに告げて、教室に入る。やってきたのが今回、悪のエージェントにされる教師サノ。これがドルゲの求めていた人物か。アダ名が基準なのか。メガネずらしすぎ。
テストを返すのに、よかった者順に返しますと言いつつ、1番の健太郎を飛ばして、自分がひいきにしている生徒ゴトウから返すというバレバレのことをする。猛の方は返された0点のテスト用紙で顔を隠す。
放課後、ヤマザキという生徒が番長の座をかけて、猛と野球対決をする。番長って、実力でなるもんじゃないのか、それともなんか利権があるのか。
この対決でも、ヤマザキの打ったフライを追う健太郎をサノがジャマする。指示棒で足をひっかけて倒す。
「危ないじゃないか、気をつけたまえ」
幸い、これはファールで、猛の投げた次の球をヤマザキが空振り。勝負は猛の勝ちにおわった。つまり、2ストライクでバッターアウトになったんである。当時は三振のルールがちがったんだろうか。健太郎も猛の勝利を大喜びしているので、やはり利権があるにちがいない。
帰り道のサノをクルマに乗ったミスター・ドルゲが追い、運転手にはねさせる。
「おまえの心の中の醜いエコヒイキの心」
を利用するためだが、はねてしまったら、ドルゲマンになったとき、体に支障が出ないか。それに、もし、目撃された場合、人間体だと、かえって、罪に問われる気がする。
ドルゲ財閥の留学支援計画が発表され、健太郎の父たち新聞記者が話題にしている。ドルゲはドルゲの名を宣伝したいのだろうか。そうすると、正体を現して、
「ド~ルゲ~」
と言ったときに、
「あ、あいつやん」
とバレてしまうと思うんだが。
留学生候補には、ゴトウとヤマザキが選ばれる。健太郎は父に取材をたのまれたというのだが、お父ちゃん、新聞記者失格やろ。仕事しろよ。せめて、部下を同行させろ。
大人としての判断がおかしいのは、他にもいる。すでに、アンゴルゲに忠誠を誓ったゴトウとヤマザキが家でしゃべっていると、サノのカッコでアンゴルゲがくる。しかし、その影がアンゴルゲの形なのを母親が気づく。
「見たな。ドルゲマンの秘密を」
って、おまえが見せとんねんやん。
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