トルコの国政選挙の期日まえ投票があり、与党支持層とクルド系政党支持層のあいだで取っ組み合いのケンカがあった。という現場が原宿(トルコ大使館まえ)だと聞いて、驚いた日本人が多かった。
近頃はIS(イスラム国)の勢力拡大や難民のヨーロッパ大量流入といったニュースにからんで、耳にすることも多いトルコ。これまでは、トルコアイスだとか親日国だとか程度の印象で、大半の日本人は遠い国扱い。
ところが、その日本に、トルコ人やクルド人がたくさん住んでいて、ちゃんと自国の選挙の投票のために原宿へやってきて、いざこざまで起こしてしまう。政治がらみのテロが少ない日本人には予想外の時代だ。
しかし、グローバル化というのは、経済の話だけではないんである。政治もいやおうなく巻き込まれる。TPPだって、グローバル企業をもうけさせて見返りをもらおうという政治家が音頭をとってやってるわけだしね。
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