企業がグローバル化すると会長の報酬まで意味不明の約5億となる

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 仮面ライダー・ストロンガーにも似た名前のソニー会長ストリンガーの会長報酬が4億4950万円だった話。2012年3月期の連結決算で赤字が4566億円と過去最大だったことを受け、5割弱の減額となって、これ。

 その赤字のうちの5億は、おまえの存在だよ。

 いわゆるストックオプションが含まれるらしいが、それぬいた基本報酬だけでも2億7700万円。

 毎日、会社でなにやってんだろー。

 経費節減とかなんとか言われてる社員はたまったもんじゃないだろー。リストラされる人もいたりするんだろーか。この会長ってのが創業者なら、まだわかるんだけど。ソニーって日本の企業じゃなかったけか。

 ちなみに、社長は日本人で、ストックオプション込みの役員報酬は1億1560万円だった。3月決算の上場企業のうち、1億円以上の年間報酬もらってる役員は148人だと(企業数は87社)。

 世の中には、リバタリアンと呼ばれる人たちがいる。〈自由〉を掲げた主張は、すがすがしく、増税だの離党だのと右往左往している政治を見ていると、いっそ市場に任せてしまえという気にもなる。しかし、このリバタリアニズムというやつ、強欲と結びつくと、ものすごくタチが悪い。

 NHKでは、パンセを取り上げてた。
 
 
  鹿島茂・訳『パスカル パンセ抄』 ⇒ 詳細はこちら

  トマス・ホッブス『リヴァイアサン』 ⇒ 詳細はこちら

  「技術のソニー」ブランドはなぜかくも凋落してしまったのか。それを解くカギは大賀、出井、ストリンガーと続く経営陣の知られざる暗闘にあると主張する本(読んでないけど) ⇒ 詳細はこちら