通称・戦争法案が衆院通過で日本のコメディアンはどうする?

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 学者の大多数が「違憲」だと意見を言い、国民の大多数が反対をし、憲法改正派の人たちの中にすら難色を示す人が大勢いるという戦争法案が国会で大多数を占める与党議員の賛成により通過した。

 タテマエである正式名称より、通称である「戦争法案」の方が通りがいいなんて、前代未聞のお茶目さである。

 首相自らが、
「戦争法案と言われて」
 というような枕詞をつけなければ、なんの話をしているのかわかってもらえないという個性的な状況だ。

 独裁国家というのは、独裁者ひとりの力では生まれないんである。その独裁者を持ち上げ、率先して協力する人間が大勢いるから成立する。

 手下みたいな人たちが時間だけを取り上げて、「十分審議を尽くした」という。一方で、国民の理解を得られていないと認めながら。はじめから訊く耳をもたないのでは、議論とは呼べない。ホントに必要な法律なら、ちゃんと説明すればすむ話である。ゴマかしているから、理解してもらえないんだ。

 国民全員の賛成を得るということはムリだろう(それはそれで、あったらコワいし)。でも、せめて反対の1割でも賛成に動かしてから、エラソーにしたらどうだ。

 人間の本性は行動に出る。この法案に関する政権与党の言動は、やましいところのある人間のそれに似ている。

 おなじ日に、天皇皇后両陛下は台風が接近するなか、福島へ向かい、原発被災者を見舞われた。立場上、なかなか公的な場で自由な発言ができない両陛下は、常に行動でメッセージを送られる。

 NHKは国会中継をしなかった。今後はコメディの放送を自粛するって意思表示だろうか。

 映画関係者しょくんは、いまこそ『日本版独裁者』を作るチャンスだぜ。与党が「60日ルール」とかなんとか言って、戦後最長の税金のムダづかいをしている間に、映画の1本ぐらい作れるだろ。原案と主演は筒井康隆にでもたのめばいい。主題歌はケラ&ザ・シンセサイザーズかな。
 
 
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