森高千里の歌う「渡良瀬橋」はやっぱスゴイって話

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 TBSの『音楽の日』って特番で、多数のアーティストにまじって、森高千里が歌っていた。「渡良瀬橋」である。いまや完全に代表曲扱いだね。

 はじめてこれをTVで歌ってるのを見たときは、
(なにを演歌みたいなのを歌ってんだろ)
 と相手にしてなかった。

 のちに、ちゃんと聴いて、〈泣ける曲〉としての完成度の高さに驚いた。

 いわゆる泣かせてやろーっていうのじゃなくて、ノシタルジックな気分にさせるのね。もともと、歌詞にこまって、地図でキレイな地名をさがそうってのがきかけだったらしいから、それで、こんだけの歌を作ってしまう職業作家的能力の高さよってことなんだが。

 ここで語りたいのは、今回のパフォーマンスのことで、最初に画面に映った印象は、先日までTBSでやってたドラマ『マザー・ゲーム』の劇中人物みたいだった。

 美人の金持ちが年令を重ねると、だいたいあんな見た目になるんだろうか。檀れい、とかね。あくまでも雰囲気の話だけど。セレブ・マダム風なわけですよ。

 で、「渡良瀬橋」が演歌っぽいのはタイトルだけで、歌詞は青春歌謡の世界なのね。高校生ぐらいが似合う。森高千里の本質って、声も含めて、10代のおわりってことなんだと思う。歌い出したら、ちゃんと青春歌謡の域にもっていくシンガーの力量にも脱帽。

  「渡良瀬橋」 ⇒ 詳細はこちら

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