2016年、明けて早々の大ニュースになったのがSMAP解散騒動。一般の新聞まで大きく報じた。その後、『SMAP×SMAP』での謝罪が公開処刑だとか、さらに物議をかもすハメに。これについては、いろんな人がいろんなことを言っている。で、ようやく沈静化してきた2月13日、フジテレビの『ENGEI グランドスラム』に出演した爆笑問題がこれをネタにした。
田中は大人の醜い面ばかり見えた今回の騒動の中で、唯一あたたかかったエピソードを話題にふった。ファンがSMAPを応援しようと力を合わせ、「世界に一つだけの花」を1位にしたって話だ。それに対し、太田がこう言い放った。
「『ナンバーワンじゃなくていい』って歌ってるのにね」
ファンというのはありがたいものである。ただ、ちょっと気になるのは、「世界に一つだけの花」が1位になって、おいしい思いをするのは、作詞・作曲した槇原敬之だって点だ。SMAP、ベッキー×ゲスの極みにつづいて世間をにぎわしてるのが清原覚せい剤なんだが、槇原も覚せい剤で捕まってんだけどね。
世の中には、ラッキーなめぐり合わせで生きている人もいるんだなあ。先祖によっぽどいい行いをした人がいたにちがいない。槇原は仏教の目覚めて、この曲を書いたと言い、のちにこんなふうに語っている。
「この曲を書けたこと自体自分の才能だとは思っていない。神様のプレゼントである」
私の記憶にまちがいがなければ、仏教と神様は関係ないと思う。
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