小林幸子「千本桜」をSMAP中居正広はどんな気持ちで聴いたのか

Pocket

 『中居正広のキンスマSP』( 1月22日)が小林幸子を取り上げ、紅白 4年ぶり復帰舞台裏に迫った──のを偶然見た。日テレが冬もジブリとか欲ばって、『魔女の宅急便』をやっていたので、ちょっとだけチェックするつもりで、TVをつけたんだ。そしたら、チャンネルが『女くどき飯』のままになっていたのだね。だから、キンスマの途中だったわけ。

 つけた瞬間、画面に映ったのがワイプの中のベッキーだった。すぐに、MCの中居正広に切り替わったので、笑いそうになった。いま芸能ニュースで旬のご両人である。ゲスの極み不倫と独立騒動で、それぞれ謝罪。苦境からカムバックした人が好きなキンスマで、自分たちも特集してもらったらどうか。

 知らない人のために書いておくと、「千本桜」は初音ミクの曲。

 トラブルのせいで、芸能界を半ば干されたようになっていた小林幸子は2010年ごろからネットでラスボス呼ばわりされていた。そこで、ニコニコ動画で歌ってみた動画を投稿したところ、わずか 3日、最速で 100万再生を突破した。その後、ニコニコ動画の年越しライヴにも参加。イベントでは小林幸子のCDを買うのに若者が行列し、本人も手売りしたCDは1500枚が即完売するまでの状況になった。

 そして、2015年大みそかの紅白。復帰をはたした小林幸子は、とうぜん、ラスボス衣装で登場し、「千本桜」を歌った。この選曲があっぱれじゃないか。終了後、すぐにニコ動カウントダウンにかけつけたのは言うまでもない。
 
 
【関連記事】
 2013年12月発売のヒット曲
 1960年代のヒット曲と話題
 1970年代のヒット曲と話題
 1980年代のヒット曲と話題
 1990年代のヒット曲と話題
 2000年代のヒット曲と話題
 2010年代のヒット曲と話題