2005年01月発売のヒット曲と話題

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AI「365feat. DELI」

 作詞:AI,DELI/作曲:AQUARIUS,AI

 『HEY!HEY!HEY!』 のエンディングで流れてる。AQUARIUS(DELI+DJ YAKKO)プロデュースの1曲。
 そこで見られるPVも含めて、やりたいことはわかる。外人さんみたいになりたい。そして、それは達成できていると思う。疑問はそこからだ。だから、なんだっていうんだ――これがふた昔もまえの楽曲だったら、そりゃすごいけど。
 
 

ウルフルズ「暴れだす」

 作詞/作曲:トータス松本

 2月に出るアルバムの先行シングル。ラジオで聴いていい感触だった。カラオケでちょっと歌いたくなる。昨年1月の「ええねん」ぐらいから調子を取り戻してる感じがあって(アルバムには入らないらしい。「バカサバイバー」は入る)、正直もうひと息って気もするが、毎回「ガッツだぜ」や「バンザイ」を期待するのも酷だ。『アリゾナの魔法』で中津のインド喫茶カンテGを訪れてた。昔、彼女と行ったなー。ウルフルズ結成の地だ。
 
 

SMAP「友だちへ~Say What You Will~」

 作詞/作曲:エリック・クラプトン/訳詞:竹内まりや

 ようわからんね、これ。はじめて聴いたとき、クラプトンと聞いて、いちおどんなもんかと思ったが、気がつくと曲がおわってた。おれの意識が他のことに飛んでたからだと反省してみたが、二度目も同様だった。三度目の正直でちゃんと聴いて、やっぱり残らない歌だとわかった。そのあと、『愛・地球博』に賛同しして書かれたものだと知った。この次の曲で、「世界にひとつだけの花」の呪縛から逃れられないとSMAPはやばいかも。
 
 

SOUL’d OUT「To All Tha Dreames」

 作詞:Diggy-MO’,Bro.Hi/作曲:Diggy-MO’,Shinnosuke

 昨年半ばあたりから気になってたが、名前が好きになれずにいた。新年早々ちょっとカッコよさげな曲がTVCMで流れていて、だれだろうと思ったら、彼らだった。なに、2003年夏のデビュー・アルバムがこのCDの売れない時代に50万枚のセールスだったんね。いちお、HIP HOPのフィールドの連中だけれども、そこからちょっとハミ出たようなイメージがあって、そういうあり方はかつてのドラゴン・アッシュに似ている。
 
 

HIGH and MIGHTY COLOR「PRIDE」

 作詞:HIGH and MIGHTY COLOR/作曲:HIGH and MIGHTY COLOR

 通称・ハイカラ。曲タイトルは某格闘技のテーマソングを思わせるが、じっさいは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のオープニング・テーマ――なんてことはあとから知ったんで、そのへんのアイドル風の曲調の背後にハードロックがからむ。そのからみ方がラップ調なので、ちょっと変わってると思った。組み合わされてるのが、おれ好みではないけど。で、アニメ主題歌と聞いて、なるほどネと。『北斗の拳』とかのノリね。
 
 

山下達郎「MIDAS TOUCH」

 作詞/作曲:山下達郎

 純愛を売りにしたエロ映画『東京タワー』の主題歌「FOREVER MINE」との両A面。ひさびさにカッコいい曲なので、ピックアップしてみました。達郎夫人も好きと言っておりました。間奏のテナー・サックスは山本拓夫でNYのストリート・ミュージシャンを意識したクールな演奏だとか。ところで、『東京タワー』に主演したV6の岡田の色気をキヨピーがホメてましたね。キムタクの次は彼じゃないかって。
 
 

YUKI「JOY」

 作詞:YUKI、蔦谷好位置/作曲:蔦谷好位置

 ラジオから流れてきて、なつかしいなー、ひさしぶりにこういうのもいいなー、なんだっけ、この曲? と思ったイントロ。YUKIの新曲なのだった。はじめに思ったのは、たぶん、Tokyo No.1 SOUL SET だ。で、「JOY」のこのイントロの感じはずっとつづく。好きだね。ただ、歌がね、乗るとYUKIになってしまうから。いつものように歌詞の内容より響き重視で、Charaっぽい歌唱に加えて、NOKKOっぽいとこもある。
 
 

平原綾香「明日」

 作詞:松井五郎/作曲:Andre Gagnon

 まだ2ndシングルなのか。「Jupiter」 長かったもんなー。こんどのは倉本聰が連続テレビドラマに脚本を書くのは15年ぶりだというその主題歌らしい。そんなことより、ラジオなんかから流れてきたら、コワイから。一般人に聴かせる歌い方ちゃうやろ。「Jupiter」 が新潟の震災の人たちの心を癒したとかさんざん宣伝されてて、必要としている人らは聴いたらええけど、使用目的が決まってる点では英会話のテープといっしょやからな。
 
 

YUI「feel my soul」

 作詞/作曲:YUI

 ちょっとした事情(ブログ『有名人の時価』参照)から珍しく何回か見ている月9『不機嫌なジーン』のエンディング曲。
 ドラマの音楽担当には、小西康陽の名が見えるが、この歌にはかんでないもよう。近頃のまるで洋楽みたいな……という流れにあるものの、ちょっとクセというか歌謡曲臭がある。そこがポイント。自作自演なので、今後の展開がどうなるか。
 
 
■音楽Topic 2005.01

 年末の紅白は史上最悪の40%割れ、プロデューサーの受信料使い込みなどさまざまな不祥事で責任を問われていたNHK海老沢会長はこれをもって辞任を表明した。レコ大は出演と引き換えにミスチルがゲット。CDの売上げは6年連続前年割れ。ここまで落ち込むとさすがにオリコンなどの順位にも疑問が出てくる。10年前だと鼻クソにしかならない売上げで年間チャートに顔を出すとなると、おなじ順位として扱っていいのかどうか。
 
 
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