2004年08月発売のヒット曲と話題

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大塚愛「金魚花火」

 作詞/作曲:愛
 (14万枚/年間58位)

 大塚愛はエイベックス、浜崎あゆみ以来の掘り出し物なんじゃないか。こんどはピアノ弾き語りである。前作とは一転、魅力のない、かつ、世間一般には受けそうな楽曲。ホントに自分で作詞作曲してんのかと疑いたくなるほどだ。世の中には、器の大きい人よりも、小さい人の方がかえって成功する場合がある。彼女がつんくファミリーのファンかどうかは知らないが、ヒット曲だけを聴いてきても、ヒット曲は作れるってことだ。
 
 

関ジャニ8「浪花いろは節」

 作詞:MASA/作曲:馬飼野康二
 (17万枚/年間48位)

 CDデビューは急きょ決まったと「ジャジャジャジャニーズ」で言ってた。関西地区限定で出しておいて全国発売。関ジャニそのものは以前から深夜ローカルのレギュラーをもっており、松竹座で公演してたりと安定感はある。演歌チャートで1位を獲得したが、演歌テイストをサンプリングしたラップという感じ。聞こえ方は新鮮。いろは歌のアイデアは斬新とは言えないけど。チャート的には嵐やメンバーが参加してるNEWSの方が上。
 
 

山下達郎「忘れないで」

 作詞:竹内まりや/作曲:山下達郎

 NHKのアニメ『名探偵ポワロとマープル』を見ていたうちの母親がこの主題歌をはじめて聴いたときに、だれの歌かチェックしていた。サンデー・ソング・ブックでも「老母が……」的な投稿があったはずだ。まえからやりたかったカンツォーネということだが、イタリアの……というよりも、アメリカ以外からもふんだんに〈洋楽〉を取り入れていた60年代日本の歌謡曲風。リズム系でないので、ボクにはツライけどね。
 
 

YUKI「Home Sweet Home」

 作詞:YUKI/作曲:田中ユウスケ

 もろソウルなタイトルなのに、ちっともソウルじゃない。忍者アニメ『NARUTO』劇場版の主題歌だからか? YUKIの場合、曲は他人任すから、詞が重要なのに、どうでもいいよな、ちょっと乙女チックなジュディマリ風。で、歌はチャラごっこ。それがやりたいことなのか? 出産してまでやってる意味が見えない。レコード会社主導で歌わされてるだけなのか。個人的には、ダンナとバービーボーイズ風にやってくれるの希望。
 
 

笹川美和「あなたあたし」

 作詞/作曲:笹川美和

 3枚目のシングルがオリコン99位にランクイン。
 
 
■音楽Topic 2004.08

 SWING GIRLS は映画『スウィングガールズ』を飛び出して、音楽活動をおこなった。今月、サウンドトラックを出し、2005年3月には『SWING GIRLS LIVE!!』を発売する。

 オリンピックの記念大会が発祥の地=アテネで開催された。日本勢は水泳や柔道をはじめ、メダルラッシュで、金メダルの数は16コと東京オリンピックにならび、獲得総数では過去最高だった。初出場でベスト16入りした卓球の福原愛や女子サッカー=通称〈なでしこジャパン〉も話題となった。高橋尚子が選考からもれるという波乱のあった女子マラソンは野口みずきが見事金メダルを獲得。長嶋監督不在の野球は銅におわった。
 
 
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