2000年11月発売のヒット曲と話題

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R・I・N・A「CLUB ZIPANGU」

 作詞:康珍化/作曲:I.Blake、W.Afanasieff、D.Child

 正体は知念里奈で、リッキー・マーティン「She Bangs」 のカバー。なぜ、いまこれをやるか必然性がよくわからないとこがすごい。9月にシングルを出し、ショートカットにしたりした、そういう新展開の流れか? 作詞(意訳)が郷ひろみ「GOLDFINGER ’99」の康珍化。こんどは女性をとの話から数人聴かせたところ、澄んだ声質と声量をもった知念里奈をリッキー・マーティンが指名したらしい。けっこうノレる曲で、ボクは好きだな。
 
 

AJICO 「波動」

 作詞:UA/作曲:浅井健一

 先に解散したブランキーのベンジーはUAがヴォーカルをとるユニット=AJICOを始動、シングルをリリース。

 業界不景気が伝えられるなか、LUNA SEAが解散、イエモンもも活動休止。槇原敬之は「太陽」で復帰。
 
 

Dragon Ash「Amploud」

 作詞/作曲:KENJI FURUYA
 (46万枚/翌年35位)

 あたしゃ、8月にデビューしたて、チャーの息子がメンバーにいるRIZEの「Why I’m Me」の方が気になる。ただし、イントロがハイロウズそっくり。パクリか、サンプリングなのか、元ネタがいっしょなだけか。そこから先はドラゴン・アッシュばりのロック・テイストのヒップホップ。感謝してる歌詞。こういう攻撃的な流行歌って、不良たちが聴くもんだと思ってたんだけど、とすると、いま街には、感謝してる不良たちがあふれているのか?
 
 

EE JUMP「LOVE IS ENERGY!」

 作詞/作曲:つんく

 ゴッチンの弟、ついにデビューですな。弟の希望を知って、ずいぶんと根回し、デビューできるよう売り込んだらしい。自分たちで作ったグループじゃないのに、男女2人ユニットっていうのは珍しい。歌はあんまり目新しくない。ラップがあったり、m-floが標的? それとも、小学生向け? しかし、弟、ほとんど歌ってないね。本来もってるやんちゃさと芸能界的処世術のバランスがうまくいってない感じ。
 
 

椎名純平「世界」

 作詞:椎名純平/作曲:大沢伸一、田中義人

 椎名林檎のお兄さん。作曲の2人に野崎良太を加えたSLEEPY TONGUE がプロデュース。いまの日本で最強のチームによる音だけにメチャ気持ちよい。平井堅をもっと通好みにしたようなもの。てことは、フロアやヘッドホンで大音量で聴くべきで、FMや有線から流れてきて、おっという曲調とはちがう。歌はうまいが、血縁関係でデビューされても。音を聴くかぎりそれとは無関係の本格ムードではあるけれども。
 
 

JUDY AND MARY「motto」

 作詞:YUKI/作曲:TAKUYA

 YUKI結婚後のシングル。イントロのギターがカッコいいのがまず耳につくが、歌詞もなかなか。ジュディマリの中で、じつは一番いいんじゃないか。YUKIは「あせらないで、それよりも いまを愛してね ね?」のところを聴けと言ってたが、♪愛をもっと 自由をもっと、♪思い通りなんていかないものだわ、♪コミュニケーションはうまくとれないし、♪弱くはないんだホント。あるいは、のばすヴォーカル・スタイルがGOOD。
 
 
●サザンオールスターズ「この青い空、みどり~BLUE IN GREEN~」

 作詞/作曲:桑田佳祐
 (26万枚/年間97位)
 
 
■音楽Topic 2000.11

 NHKで『家族で選ぶ……』ナントカって番組をやってた。1901年の作品である「荒城の月」をかけたあと、その100年後として「TUNAMI」をやった。

 ラジオで聴いた洋楽=フリーホイール「クィーン」がゴキゲン。

 矢沢永吉の方は、ナラダ・マイケル・ウォールデンのプロデュースによる世界同時発売クリスマス・アルバム『music of love~for tomorrow’s children~』にも参加している。
 
 
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