サザンオールスターズ「TSUNAMI」
作詞/作曲:桑田佳祐
(288万枚/年間1位)
サザン10ヵ月ぶりのシングルがひさびさにヒット。最近の桑田ソロ風の曲調はボクは買わない。ピチカートの小西は、桑田はぜんぜん認めないと言っていた。サザンの中では凡曲だが、♪こんなに好きな人に出会う夏は2度とない~は黄金フレーズだけどね。♪めぐり合った瞬間から言葉にできない~とか。20世紀最後のレコード大賞にサザンが選ばれたというのはめでたいが、サザンの初受賞というのはどうかしてる。この時点で歴代4位のヒット曲。
モーニング娘。「恋のダンスサイト」
作詞/作曲:つんく
(122万枚/年間7位)
「こんどの曲はあかんよな」ともっぱらの評判だった。おなじセリフをボクは複数の人間から聞いた。こっちから、なにも言わないのに。そのぐらい前作のインパクトと今作への期待があったということなのだが。たんに二番煎じということではなく、訴えかけてくるものがない。ねらいすぎてヌケきらないというか。その差を見極めることが、「LOVEマシーン」ヒットの秘密をさぐることになる。
L’Arc-en-Ciel「NEO UNIVERSE」
作詞:HYDE/作曲:KEN
(110万枚/年間10位)
旬のすぎたヴィジュアル系でもラルク・アン・シエルは別格か。
椎名林檎「ギブス」
作詞/作曲:椎名林檎
(71万枚/年間27位)
2枚同時発売。こっちの方が「罪と罰」より売れた理由はなんだ? どちらも作ったのはずいぶんまえだと聞いた気がする。個人的にはどっちもパッとしない。『ロッキンオンJapan』では古いインタビューのボツ・テイクをむし返して載せてた。そこでは、好みのギターの音を出すやつのライヴを見に行ったあとは、ぜったい打ち上げには行けない、行くと口説かれてしまうのがわかってるから、と語ってた。
椎名林檎「罪と罰」
作詞/作曲:椎名林檎
(54万枚/年間38位)
爆笑問題司会の『ポップJ』に出演した椎名林檎は、モー娘の演奏がおわったあと、「私はなっちが好き」とエロオヤジチックによだれをぬぐうマネをした。NHKで、である。タワーレコードの「NO MUSIC,NO LIFE」てゆーラジオCMでのコメントもおもしろい。「新宿自作自演屋の椎名林檎です。いま2日目なんですけども、生理中でも音楽をやっているとあんまり気にならないっていう……」
ジッタリンジン「やけっぱちのドンチャラミー」
作詞/作曲:破矢ジンタ
ほとんど10年ぶりとなる再メジャー・デビュー作。地元・奈良で活動してたらしい。C/Wの「自転車」がFM802の1月のヘビーローテーションだったので、知った。
つじあやの「クローバー」
作詞/作曲:つじあやの
99年9月にアルバム『君への気持ち』でデビュー。京都出身のウクレレ娘。ウクレレを売りにしたのは、牧伸二以来。メガネをかけたいかにも、というか古典的なガリ勉少女の風貌や楽器の感じ、ジブリ映画に起用されたり、はっぴいえんどのトリビュートに参加したりといったイメージやメディアでも、流行りの癒し系という言葉でくくられて、ボク自身も誤解していたが、けっこうロック・テイストをもった人である。
■音楽Topic 2000.01
野茂がタイガースに移籍、といっても、阪神ではなく大リーグの話。1年契約で、1億3000万+出来高払い。日本人初の(といてっも、野茂がやったことはたいてい初だが)開幕投手もつとめた。最終的な成績は8勝にとどまった。
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