浜崎あゆみ&つんく「LOVE~since 1999~」
作詞/作曲:つんく
(65万枚/年間30位)
ドラマ『セミダブル』主題歌。浜崎あゆみ1人の「LOVE~Destiny~ 」との両A面――という言い方するのがよくわからない。B面はないのに――とにかく、C/Wで、表記上は「LOVE~Destiny~ 」の方が先。こっちは、つんくの曲に浜崎あゆみが詞を乗せている。モー娘をブレイクさせたつんくがなんでまた、あゆと……と思ったものだ。ようはB級アイドル好き。この時点でのあゆはまだその程度の印象だった。この後、女王の道を歩む。
及川光博「バラ色の人生」
作詞:及川光博/作曲:生熊朗
ミッチー王子こと及川光博。この人、ヴァラエティーなどによく出て色物みたいなイメージがあるし、歌い方は独特だけど、曲調などはとても正統。ヘタに岡村靖幸になぞらえたりしない方がいい。こんどの新曲なんかはオーソドックスになった後期の米米クラブなんかを思わせる。
オセロケッツなんかもそうだよね。すかんち直系。THE COLTSも囚人服ルックなどで奇抜に登場したけど、曲はまとも。
林田健司「紅いマボロシ」
作詞:森浩美/作曲:林田健司
普段、あまり取り上げない人にも目を向けようってことで、アルバムを出した林田健司。声がセクシーで、たとえば、ジャニーズなど美少年好きな若い主婦などにウケそうな感じである。曲調はロックなんだけど、どこか甘さがあって、いい意味で日本らしいロックだ。いや、ひょっとするとデビット・ボウイも外人にしたら、そう聞こえるのかもしれないけど。楽曲の系統はちがうんだけど、タイプ的に稲垣潤一に近いものがある。
大泉逸郎「孫」
作詞:荒木良治/作曲:大泉逸郎
(106万枚/翌年11位)
ひさしぶりのヒット演歌ということで、かなり話題になった。これが売れたのは「娘よ」が売れたりするのといっしょで、J-POP層に訴えかけるものがあったわけではない。あらためて聴くと、すげえ歌ではある。だって、♪じいちゃん、あんたにそっくりだよと~。そのまんまやん!
●L’Arc~en~Ciel「HEAVEN’S DRIVE」
作詞/作曲:HYDE
(112万枚/年間9位)
■音楽Topic 1999.04
チラっと情報誌の紹介で見かけたPOLYSICSが気になってる。どうやら2月にアルバムを出したインディーズ・バンドらしく、まだ聴いてないんだけど、Pを強調したヴィジュアル、テクノだけどパンキッシュ……なんてとこから想像するにP-MODELの影響ありありと見たが、どうなんだろう? そろそろ、だれかモロ古典的なテクノポップをやってもよいころじゃないのかなあ。『ライディーン』とか。
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