1999年02月発売のヒット曲と話題

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宇多田ヒカル「Movin’on without you」

 作詞/作曲:宇多田ヒカル
 (87万枚/年間16位)

 これなんてまるで洋楽。言葉の選び方も巧み、まさか尾崎豊のファンとは思えん。ボクはあんまり好きでないけど、本人もあまり好きでないらしい。雑誌のインタビューなんかでバンバン、ヤル気のない発言をしていて、もっとやれーと応援してます。自分が出てくことで、他の10代も世に出れるかもしれないからという観点はキュート。素顔はそんなにかわいくないけど、ジャケットの写りがいいよね、いつも。
 
 

フェイ・ウォン「Eyes On Me」

 作詞:染谷和美/作曲:植松伸夫

 『恋する惑星』の女優さんですね。ボクは一時期、フェイ・ウォンとフェイ・レイを混同してワケわかんなくなってたことがありました。これは『ファイナル・ファンタジーⅧ』エンディング・テーマで、たしかゲームを最後までクリアすると聞けるんだよね? ボクはゲームをしないんだけど、ゲームは市場がデカイのに、とてもクローズドな世界だから、将来的にすごく大きな影響あたえそうな気がしてならないんだけど。
 
 

岡本真夜「宝物」

 作詞/作曲:岡本真夜

 おそらくイントロの力だけでヒットしてる。あれが流れてくると、ゾクゾクっとして、あとはどうでもいいという。この人、高校野球の行進曲になったデビュー当時からZARDみたいな詞の世界はボクのもっとも苦手とするタイプで……でも、はじめてTVでその姿を見たとき、(あっ、この人、他人とうまくコミュニケーションできない人だ)ってのが一発でわかって、ちょっと好きになった。古内東子リスナー層にもウケそな感じ。
 
 

浜崎あゆみ「WHATEVER」

 作詞:浜崎あゆみ/作曲:菊池一仁

 宇多田ヒカルや鈴木あみとならんで、新進気鋭のヤングガール=浜崎あゆみの1stアルバム『A SONG FOR XX 』1週目で、50万枚(1カ月で120万枚)を売った。全作詞本人。ワオ! 大金持ちだぜ。しかし、50万枚ってさー、なにげなく言うけど、日本中でそれだけの人間が共通のものを買ってるわけで、50万人に評価されてる自分――ヘタすりゃ500万枚とか売れちゃうんだよ、いまどき。歯ブラシじゃないんだから。
 
 
●GLAY「Winter,again」

 作詞:/作曲:
 (163万枚/年間2位)
 
 
■音楽Topic 1999.02

 日本的洋楽または洋楽的日本:90年代に入ったぐらいから楽曲的には、日本も洋楽にひけをとらなくなってきたけど、日本語が乗るとどうしてもダメ。その方が(おもしろい)と感じたりもするのだけど、まぁ洋楽みたいに日本語を聴くことは、とりあえず、ムリ。アイデア面でも、オフスプリングの「プリティ・フライ」みたいな、けれん味たっぷりのやつをだれかやってくれんかね。
 Amikaのアルバム収録曲「ナンを食べに行く」はおもしろい。
 
 
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