大黒摩季「熱くなれ」
作詞/作曲:大黒摩季
(83万枚/年間24位)
売上げ以上にこの年を代表する曲がならんだ7月にあって、同月発売のセールス枚数でトップを記録したのが、この曲。そういや、あったな、という記憶にはあるものの、どんな歌だったかは、サッと出てこない。
玉置浩二「田園」
作詞:玉置浩二、須藤晃/作曲:玉置浩二
(82万枚/年間25位)
ドラマ主題歌。『コーチ』というと印象はうすいが、〈さばカレー〉工場の話だよと言えば、みんな思い出すはず。玉置浩二も主任かなんかの役、というより主役級の扱いで出てた。ヒロインを演じた浅野温子(思えば、このあたりが彼女の末期だった)と最後に結ばれる役。口下手で、素朴な田舎者という役どころは安全地帯時代を思うとミスマッチだのに、実際はハマりまくってて、麦わら帽子をかぶったジャケットのこの曲もハマった。
YEN TOWN BAND 「Swallowtail Butterfly~あいのうた」
作詞:岩井俊二、CHARA、小林武史/作曲:小林武史
(80万枚/年間2位)
映画主題歌。YEN TOWN BAND は映画内存在の架空バンド。映画同様チャラがヴォーカルをとった。これにより、チャラがメジャーになったということで、記憶される曲。それがよかったかどうかは、べつとして。監督の岩井俊二が実質的プロデューサーといっていいと思う。音は当時のヒット・メーカー=小林武史が手がけた。映画は女の子と劇場で見た。日本をモデルにした近未来都市が舞台で、オリジナル・ビデオ・アニメ程度の内容。
SMAP「青いイナズマ」
作詞:森浩美/作曲:林田健司
(80万枚/年間28位)
木村拓哉が山口智子と共演したドラマ『ロング・バケーション』最終回で、視聴率が何%いっただとか、20~30代女性の絶大な支持を得て、男前の代名詞となり、SMAPがクレイジーキャッツに追いつこうかというモンスター・グループになっていきはじめた。彼らはあくまでSMAPに軸足をおきながら、うまくソロ活動を展開していく。このくらいから、SMAPはサビぐらい知ってる歌になる。
松任谷由実「まちぶせ」
作詞/作曲:荒井由実
石川ひとみ版(81年)がよく知られているが、あれはカヴァーで、もとは三木聖子のシングル(76年)だった。この時期、過去をふり返るみたいな企画が多かったユーミンがセルフ・カヴァーした。
●山下久美子「手のひらの星屑」
作詞:森雪之丞/作曲:筒美京平
■音楽Topic 1996.07
FM802名物だった日曜のカウントダウン番組のチャート表がたまたま手元にある。サザンがシングルを連発していた時期で、1位はUA「情熱」だ。山下久美子「手のひらの星屑」が初登場78位となっている。洋邦ミックスなので、SPICE GIRLS 「WANNABE 」が入っていて、(あ、おれ、これ好きだったよな)と思い出す。日本でも現地同様アイドル的人気だったが、ノリのいい楽曲がよかった。アステル関西の広告が時代をしのばせる。
観月ありさ主演ドラマ『ナースのお仕事』がスタート。働く女性がテーマの作品で、話題になった。
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