奥田民生「イージュー★ライダー」
作詞/作曲:奥田民生
(49万枚/年間48位)
〈イージュー〉は30才の意味。それさえわかれば、詞の意味もそうむずかしくない。などと言いつつ、ボクも最初わからなかったんだけどね。とんねるずがよくギャラの話で「ゲーマン」とか言ってるでしょ。あれ、業界用語で、生々しい話をするとき、〈1、2、3……〉を〈C、D、E……〉と表現する。ロックにとって、30才というのはやっぱり大きいのか。アルバムは『30』としたけどね。
FUNK THE PEANUTS「太陽にくちづけを」
作詞:観音崎すみれ/作曲:吉田美和
(38万枚/年間75位)
昨年「LOVE LOVE LOVE」を出したりする一方で動かしていた吉田美和の黒人ごっこユニット。1回だけの遊びかと思ったら、その「恋の罠しかけましょ」が72万枚、年間46位というヒットになったせいか、また出した。それとも、行き詰ってたのかな。というのも、ドリカムのリリース間隔は開いていき、セールスもじょじょにダウン。アルバムは翌年の『LOVE UNLIMITED』までは売れるけど、そのあと、ミリオンセラーは出なくなる。
安室奈美恵「You’re my sunshine」
作詞:/作曲:小室哲哉
(109万枚/年間13位)
♪ユーアーマイ、サ~ンシャイン、マイオンリー、サ~ンシャイン、ユーメイクミハァッピー、ニャンニャンニャンニャン~ってあれとはまったく関係がない。安室はこれぐらいから、完全に1本立ちというか、曲の印象が強くなってくる。
●森高千里「ララ サンシャイン」
作詞:森高千里/作曲:伊秩弘将
■音楽Topic 1996.06
24日。木村拓哉が山口智子と共演したドラマ『ロング・バケーション』の最終回。ロンバケ人気というものが、フジテレビによる捏造だったことは、ナンシー関が指摘している(『聞く猿』)。しかし、年上女との恋愛という設定は世間を巻き込む手口としてうまい。10代にワーキャー言われてるだけでは、アイドルの域を出ないからだ。これによって、キムタクがスーパースター、2枚目の代名詞となり、山口智子はこの実績だけで大物扱いされるようになった。
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