CHAGE&ASKA 「YAH YAH YAH」
作詞/作曲:飛鳥涼
(240万枚/年間1位)
「SAY YES」 からの勢いだけで売れた印象があるのに、この時点で歴代9位のヒット曲。情けないねぇ。タイトル通りの他愛のない曲。拳ふり上げる系。カラオケで男2人で歌って、ホントに拳をふり上げたりしてた。チャゲアスの中のノリノリってことなんだろうな。〈今から一緒に これから一緒に殴りに行こうか〉という歌詞がチャゲアスの風貌に不似合いなのが気になってた。歌詞を見ても、だれを殴りに行くか不明。
B’z 「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」
作詞:稲葉浩志/作曲:松本孝弘
(193万枚/年間2位)
B’z最大のヒット。タイトルの長さ以外あんまりもうどうでもいい曲。この時期、ビーイング系の歌手のシングルはすべてタイトルが長い。これは一種の権力だと思う。ラジオで紹介するにもチャート誌に載せるにも迷惑だろう。インディーズ・バンドの反抗ならともかく、セールスを背景にやられると、わがままにしか見えない。これで日テレ特番『西遊記』の主題歌だぜ。どこが『西遊記』だ?
DEEN「このまま君だけを奪い去りたい」
作詞:上杉昇/作曲:織田哲郎
(129万枚/年間12位)
織田哲郎、すごいネ。おまえはレコード会社が便宜上使ってる架空の名前かっていうこらい、どこにでも出てくるネ。ボクは織田哲郎を全面否定はしないけど、これはたいくつだった。なーんか、うわずったようなヴォーカルで、平板なのにねばっこいみたいな。歌ってる側は気持ちいいもしれんが、聞かせられる側はたまらんタイプの曲。カラオケ行くと、その場でいちばんモテる系な男が歌ってた。7月の「翼を広げて」も57万枚のヒット。
橘いずみ「失格」
作詞/作曲:橘いずみ
枚数的にはそんな売れてないけど、ちょっとブームっぽい人気だった。はじめ、非常な違和感。生硬な感じというか、言葉がゴツゴツして、歌に聴こえない。でも、ぎこちないとはちがう。「パワフル」なんて言われがちなヴォーカルで。♪そうハッキリ言われたい~って。太宰がネタなので、積極的に聴く気にならなかった。関西学院大学文学部東洋史学科中退という学歴が関係あるのかどうか。あまり神戸生まれという感じはしないネ。
筋肉少女帯「暴いておやりよドルバッキー」
作詞:大槻ケンヂ/作曲:本城聡章&King-Show
♪彼女の耳元で彼氏は言った 誰よりも何よりも 君を愛しているからね ホラ そんなキレイごとを言うと 四丁目の角からバッキーが来ちゃうぞ~。この時期、『PLUM』連載の筋肉少女帯コーナーは肩の力がぬけて、おもしろかった。「男女の業を肯定した落語の世界ですから。談志ロックですよ、ダンロック」「名前つけなくていいですから」「(自分が名前を読みちがえたのを)いいや。NASAの隠ぺい工作ってことにしよう」
ニューロティカ「チョイスで会おうぜ」
作詞/作曲:ニューロティカ
ノリのいい曲で、このタイトルからコンビ名をとったチョイスという漫才師がいた。
■音楽Topic 1993.03
マイケル・ジャクソンの幼児虐待疑惑。性的虐待ってやつだが相手は少年。はじめは和解金その他、金の力でうやむやにしようとしていた。『BAD』のころぐらいから白人風の整形手術など精神状態のバッドさが表面化した。
マドンナのエロ映画『BODY』が話題に。
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