ZARD「君がいない」
作詞:坂井泉水/作曲:栗林誠一郎
(80万枚/年間30位)
7thシングル。そろそろ非露出化が確立される。TVが苦手とかそういうレベルじゃなくて、ライヴもしない。録音のために歌う歌手だ。より興味深いのは、非露出化にともなうバックメンバーの無名化だ。ZARDは実質上ソロ・ユニットになる。ソロ・ユニットなんて、こだわりのはてに達成さるのがフツー。ZARDが奇妙なのは、坂井泉水にそれほどのアーティスト・エゴが見られないことだろう。
松田聖子「大切なあなた」
作詞:Seiko Masuda/作曲:Seiko Matsuda, Ryo Ogura
(38万枚/年間74位)
売れ行き以上に印象に残ってる。自身でプロデュースするようになってからの代表曲のひとつ。この時期のヒット曲は、たとえば、おなじ月のclass「夏の日の1993」もそうだけど、111万枚も売れてるのに記憶にない。ドラマ主題歌らしいが、こんなグループいたのかってなもんだ。♪めぐり逢えたね 待っていた 運命の人に~と歌う松田聖子のキャッチーさは、ただのありがちとはちがう。そこが秘密だ。
大橋純子「結婚」
作詞:松本一起/作曲:佐藤健
ドラマ『家族あわせⅡ』主題歌。ひさびさの大橋純子は、知り合いのOLが「私たちのあいだで、ひそかに流行ってる」つってカラオケの練習をしてた。
●WANDS 「愛を語るより口づけをかわそう」
作詞:上杉昇/作曲:織田哲郎
(112万枚/年間14位)
●大黒摩季「別れましょう私から消えましょうあなたから」
作詞/作曲:大黒摩季
(66万枚/年間42位)
●森高千里「私の夏」
作詞:森高千里/作曲:斉藤英夫
■音楽Topic 1993.04
江口洋介を人気者にしたドラマ『ひとつ屋根の下』をボクはまったく見てない。福山雅治や酒井法子、いしだ壱成、山本耕史なども出ていた。
主題歌として、財津和夫「サボテンの花」が60万枚のリヴァイヴァル・ヒット。この歌はのちに、桑田佳祐がAAAのライヴでカヴァーした。
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