オヨネーズ「麦畑」
作詞／作曲：榎戸若子（補作詞／補作曲：上田長政）
（41万枚／翌年15位）
ドリフターズ「誰かさんと誰かさん」などで知られる曲のカヴァー。ヴァラエティ番組から出たヒット曲で、翌年のチャート上位に食い込んだ。
聖飢魔II「白い奇蹟」
作詞：デーモン小暮／作曲：エース清水
Ｃ／Ｗは「怪力熊男」。悪魔もバンドブームの影響を受けるのか、前作のＣ／Ｗ「害獣達の墓場」はともかく、しばらくコミックな日本語タイトルが目立つ。具体的に言うと、次作の「JOKER ～非力河童人間～」、「ピンクの恐竜」（90・07）、「織田信長」（90・10）といった具合。すべて小教典のＣ／Ｗという律儀さがアダになってか、一般には話題にならず、なにかというと、第１小教典の「蝋人形の館」（86・04）がかかるのであった。
●男闘呼組「CROSS TO YOU」
作詞：平井森太郎／作曲：MARKDAVIS
（23万枚／年間34位）
■音楽Topic 1989.08
７月24日に八王子市で幼女の全裸写真を撮っていて強制猥褻の現行犯で逮捕された宮崎勤（27）が10日、上申書で誘拐殺人を自供。翌日、被害者の頭部が発見された。マスコミが報道を開始。世に言う〈幼女連続殺人事件〉である。被害者は６月に江東区で行方不明になっており、５日後に胴体だけはトイレ脇で発見されていた。さらに、前年の８～12月、埼玉で３件の幼女を手にかけ、遺体をビデオ撮影してたことが発覚。世間は戦慄した。
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