1980年07月発売のヒット曲と話題

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さだまさし「防人の詩」

 作詞/作曲:さだまさし
 (52万枚/年間18位)

 ♪海は死にますか 山は死にますか~ってやつね。映画『二百三高地』のテーマソングとはいえ、モロ軍歌の方向へシフトした歌詞で、はたしてフォークと言えるのかどうか。
 
 

八神純子「パープルタウン」

 作詞:三浦徳子/作曲:八神純子
 (52万枚/年間19位)

 キャッチーな曲調だが、歌詞はサビの部分しか印象にない。てか、「ウッフフー」のとこね。
 
 

高田みづえ「私はピアノ」

 作詞/作曲:桑田佳祐
 (37万枚/年間33位)

 原由子のヴォーカルでセルフ・カヴァーしてる。メロディというが歌の流れが心地よい。♪日だまりの中で抱かれ~という詞の〈抱かれ〉の解釈しだいでは、何気なくとんでもないことを歌ってることになる。心から好きよと言えた あの頃がなつかしくて~あたりから、グッと歌謡曲になる。逆に出だしの♪人もうらやむよな仲が~というのは、桑田節だね。高田みづえは『カックラキン大放送』でのコントをしていたアイドルのひとり。
 
 

郷ひろみ「How manyいい顔」

 作詞:阿木燿子/作曲:網倉一也
 (29万枚/年間46位)

 ♪処女と少女と娼婦に淑女~という言葉の意味はこの歌で覚えた。ずいぶん大胆な歌詞だが、なるほど阿木燿子だったのね。〈How many〉もそうだ。〈ハウメニいい顔〉って、どんな言葉やねん……って、こういう歌謡曲らしい強引さはけっこう好きだ。
 
 
■音楽Topic 1980.07

 11月イギリスの5人姉妹=ノーランズの「ダンシング・シスター」(国内発売は7月)が2週にわたって、1位を獲得。
 
 
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