1978年08月発売のヒット曲と話題

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堀内孝雄「キミの瞳は10000ボルト」

 作詞:谷村新司/作曲:堀内孝雄
 (91万枚、年間4位)

 タイトルがそのままサビ。キャッチ・フレーズとしてはうまい、というか、頭に残る。それをくり返すだけの、なにも歌ってないに等しい歌詞。CMソングの典型みたいな。曲じたいもキラびやかなイメージがあるが、じっさいはそんなことない。ヴォーカルも含めて。この人は演歌に転向して正解だった。

「人間の目の玉、電気か」
 と人生幸朗はボヤいた。
「聴いてみなさんに楽しんでもらうこと考えんと、自分のこと勝手に自分が好き放題歌いやがって、自分だけのこと歌て、ガバァガバァもうけてけつかる。聴く方が災難じゃ」
 
 

世良公則&ツイスト「銃爪」

 作詞/作曲:世良公則
 (48万枚、年間17位)

 初のチャート1位獲得曲。♪愛想づかしの言葉が ダメなあんたに似合いサと いつもおまえは笑うのさ~
 
 

松山千春「季節の中で」

 作詞/作曲:松山千春
 (43万枚/年間26位)

 1位を6週記録。翌年もおなじぐらいの枚数売れた。
 
 

山口百恵「絶体絶命」

 作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童
 (36万枚/年間34位)

 ボクは阿木燿子を名場面の作詞家と思ってる。あの「プレイバック Part2」の3ヵ月後に、フツーの人ならどんな歌が書けるというのだろう。「はっきりカタをつけてよ」と言いつつ、「やってられないわ」と、さっさと自分で結論を出している。歌謡曲というのは、やっぱり、この泣いてる女側のハッピーエンドのストーリーでは成立しにくいのか。
 
 
●大橋純子「たそがれマイラブ」

 作詞:阿久悠/作曲:筒美京平
 (31万枚、年間40位)
 
 
●沢田研二「ヤマトより愛をこめて」

 作詞:阿久悠/作曲:大野克夫
 (27万枚、年間46位)
 
 
■音楽Topic 1978.08

 日本テレビ『24時間テレビ・愛は地球を救う』第1回。司会は萩本欽一と大竹しのぶ。
 
 
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