庄野真代「モンテカルロで乾杯」
作詞：ちあき哲也／作曲：筒美京平
（30万枚、年間43位）
曲は「飛んでイスタンブール」同様、当時主流だったニューミュージックの筒美京平解釈といったところ。
■音楽Topic 1978.07
大御所作曲家・古賀政男死去。
15日、矢沢永吉『成りあがり』発売。これが売れて以降、「矢沢、ビッグですから」になった。
リアルタイムでの、この月の話題はなんといっても、百恵・友和主演の東宝映画『ふりむけば 愛』だ。
「初めて上半身のみ、何も纏わずに撮影した」
と山口百恵は書いている。
「もちろん、私自身、納得しての結論だったのだが、そういうシーンを撮影するのは初めてとあって、周囲の気の使い方は並大抵ではなかった。（中略）セットに入る前の私は、不思議に落ち着いていた。（中略）テキパキと段取りのよい撮影に、私は笑顔で臨んでいた」
ライティングを変えるための休憩が入った。
「それまでのリズムが途切れたとき、私の中に妙な空しさが漂ってきた。その時すでに、彼に対して愛を感じていたからなのだろう。彼がいてくれることに対しての安心感と、何故だがとても大切にしまっておいたものを大切にしまっておいたものを壊されてしまったような寂しさとが重なって、辛かった。／夕焼け空になっていた」
（引用元：山口百恵『蒼い時』）
監督はそれまでと変わって、大林宣彦。エロジジイめ。原案はジェームス三木で、これまたエロジジイ――後年、日記につけていたジュディ・オングをはじめてとする芸能人との関係が表沙汰になった。
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