ダウンタウン松本と水曜日のカンパネラのからみはニップレス

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 ゴールデン枠の『水曜歌謡祭』で森高千里の才能をムダづかいして半年で徹底したフジテレビが『HEY! HEY! NEO! 』 と題して、ダウンタウンを司会に『HEY!HEY!HEY! 』のスピンオフ番組を金曜23時台に放送した。

 自分たちの過去の番組を「伝説の」と呼んだりするするところがフジテレビのセンスがズレているところだが、ともかく、「若手アーティスト×ダウンタウン」を切り口に、フェスで人気系のアーティストを集めた。

 だれが出るか知らぬまま、チャンネルを合わせたら、ちょうど、水曜日のカンパネラの出番だった。
(そうか、水曜日のカンパネラになるのか)
 と思ったわけだよ。いまの新しめの注目のアーティストを紹介するってときのチョイスでは。

 水曜日のカンパネラは、ユーチューバーなんて人種が騒がれるまえからYouTube をうまく使ってた新世代だ。

 紹介映像で、ライヴの模様が流れたとき、脚立の上で歌うところが使われていたが、これがダウンタウン松本の心を揺さぶる。

 松本は『HEY!HEY!HEY! 』末期よりはおもしろいことを言おうとしてた。浜田の方はぜんぜんダメで、ときおり、思い出したように、かつての浜田の縮小版を演じていた。ついでに言っておくと、ダウンタウンはけっきょく、『HEY!HEY!HEY! 』を超える自分たちの番組を作ることができなかった。

 トークで松本は、パフォーマンスが、
「どこまでできるのか」
 と問いかけ、ヌードがムリならニップレスだけと提案。それならできると応じたので、
「ニップレスがズレてたら、おもしろい」
 と言った。エロから笑いへとトークの質が変わったことに気づかず、
「それは……」
 と拒否した水曜日のカンパネラは、すぐ、おもしろいですねと、つぶやいた。

 念のために補足しておくと、
「ニップレスだけやのに、ニップレスの意味ないやん」
 ってことね。

 映画の黄金時代に銀幕のスターと呼ばれたような人が出なくなったのは、宣伝のため、TVに出るようになったからだと言われる。いまの時代は、水曜日のカンパネラのようなタイプこそ出ない方がいいと思う。リスペクトしないことが売りの松本とは合わない。
 
 
 番組では「桃太郎」を披露。
  収録アルバム ⇒ 『私を鬼ヶ島に連れてって』はこちら
 
 
●水曜日のカンパネラ「桃太郎」
 作詞/作曲:ケンモチヒデフミ
 
 
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