福山雅治と結婚した吹石一恵は昔すごい歌手だった?

Pocket

 吹石一恵(33)は父が元プロ野球選手。

 1才のとき(1983年)に紙おむつ〈メリーズ〉の初代CMキャラクターをしている。

 中学時代から関西の舞夢プロに所属する魔女ランド倶楽部のメンバーとして演劇やライブに出演するなどしていた。

 1997年の映画『ときめきメモリアル』の藤崎詩織役以降、本格に活動を開始。同年のTVドラマ『ラブジェネレーション』で松たか子の妹役も演じている。

 また、「セピアの夏のフォトグラフ」という少々安易なタイトルのシングルで、歌手デビューもはたしている。『ときメモ』の主題歌。詞曲ともに広瀬香美だが、途中ちょっと早口になるような符割以外、ビックリするぐらい特徴のない1曲。ファン以外は相手にしてにしてないような。

 しかし、吹石一恵の歌唱は当時、けっこう話題になったんだ。
「ジャイアン」
 とか言われて。空手をやってたのとか関係ないかもしれないけど、なんか男っぽい歌いっぷりなんだよね。国民的アニメの主要人物に擬せられたんだから、名誉と思えばいい。

 なのに、世間の悪口を関係者が気にしすぎたのか売れなかったのか、歌のリリースは、これきりになってしまった。

 それでも、グラビアで水着なるなどのアイドル的な仕事はこのあとも数年間つづける。一方で、女優の比重を増やしていく。

 TVドラマでは、主演を務めたこともあるが、正直、だれでも知っているようなヒット作はなく、『華麗なる一族』でキムタクの妹役などをしている。常に、主演で視聴率を期待されるタイプの女優ではないってことだ。

 映画も主演作より『バブルへGO!!』で眉毛の太さをネタにしたのとか『ALWAYS 続・三丁目の夕日』での淳之介の担任役とか『ハッピーフライト』での共演した綾瀬はるかの行動が「まわりの人全員をツッコミにしてしまう」発言などの方が印象的だ。

 これらは 2007~08 年の出来事だ。本格デビューから約 10 年間、名前はときどき聞くけどもそれほど目立たない女優だった吹石一恵はメディアでの露出が多くなり、ついでに肌を露出する仕事でも騒がれた。『 an・an 』のグラビアやユニクロ〈ブラトップ〉のCMだ。

 現時点で、最後の主演は 2010 年の映画版『ゲゲゲの女房』となる。

 この後、2012 年 1 月に、ペットのうさぎを連れて福山の自宅マンションを訪れる姿が『フライデー』で報じられた。

 長年、女性から最も人気があり、ずっと独身でありつづけた福山雅治(46)とついに入籍した今回のニュースこそ、吹石一恵の代表作かもしれない。女優としては大成功まではいっていないが、女としては大成功である。

 ま、でも、せっかくだから、夫婦のデュエットソングを出して欲しいな。福山って女性的なところがあるから、愉快な作品ができるかも。あ、ひょっとして、2人がうまくいったのって、それが理由?
 
 
  「セピアの夏のフォトグラフ」 ⇒ 詳細はこちら 
 
 
●吹石一恵「セピアの夏のフォトグラフ」
 作詞/作曲:広瀬香美
 
 
【関連記事】
 1960年代のヒット曲と話題
 1970年代のヒット曲と話題
 1980年代のヒット曲と話題
 1990年代のヒット曲と話題
 2000年代のヒット曲と話題
 2010年代のヒット曲と話題