ロック歌手・萩原健一が最高にカッコいいアルバムとライヴ映像

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ショーケンこと萩原健一はロック歌手として独特の境地を極めた。その真髄をまだ知らない人のために、入門編となるアルバムとライヴ映像を紹介しよう。

この場合、入門編というのは、最高傑作と同義語だ。つまり、最もショーケンらしさが味わえるアルバムということになる。そこに至るまでのキャリアから簡単にふり返ると──

ショーケン(萩原健一)のキャリア

萩原健一はGS(グループ・サウンズ)御三家の一角テンプターズのメイン・ヴォーカルとして、デビュー。その後、PYGを経て、ソロシンガーとしての活動をはじめた。

GS時代からメチャクチャな唱法によって存在感を放ってたが、GSはロックとはいっても、あくまで日本の歌謡曲フィールドでの話(「ショーケン」はこの時期からの愛称)。

1970年代に入ると、俳優としての活動をはじめ、音楽面では、ソロとなるものの、従来のファン層に向けた歌謡曲臭の強いものやドラマがらみの作品が多い(いい曲もあるが)。

1980年代になって、音楽仲間の顔ぶれが激変したわけでもないのに、作品の方は先鋭化する。シンガーとしても脂がのっており、このころがボクの考える萩原健一のピークだ。

ショーケン(萩原健一)の傑作アルバム

で、具体的なアルバムを挙げると、『DONJUAN』が最高で、萩原健一の歌唱の奔放さがすばらしい。楽曲にはレゲエのテイストも入っているが、ロックなアルバムだ。


 
 
  『DONJUAN』 ⇒ 詳細はこちら
 
 
つづく、『DERLANGER』も捨てがたい。『DONJUAN』の延長線上にあって、バンドとの呼吸もバツグン。よけいな歌謡曲が入ってない点で、こちらを上位においてもいい。


 
 
  『DERLANGER』 ⇒ 詳細はこちら
 
 
個人的には、明るさ派手さのある『』を先に、『』と2枚つづけて聴く(不要な歌謡曲はカットしてある)という形で、いまでも、しょっちゅう聴いてる。

ショーケン(萩原健一)のライヴ映像

この2枚以外にも、すごさが伝わる楽曲もあるが、萩原健一の人気を知る上では、映像が欠かせない。『』など、男が見ても色気を感じる。


 
 
  『アンドレ・マルロー・ライブ』 ⇒ 詳細はこちら