aikoの生トーク再現:ベスト盤発売前にFM OH!で「aikoの日」

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aikoの詩
 
 
 4枚組のベスト盤『aikoの詩。』(アイコのうた)発売前日の6月4日、aikoがいわゆる電波ジャック。FM OH!午後の看板プログラム『LoveFlap』のまるまる3時間弱を「aikoの日」として、aiko尽くしの放送とした。aikoも生出演し、旧知のDJ・キヨピーとフランクなトークを展開した。

 まあ、aikoと言えば、飾りのなさ、気取りのなさがトレードマークみたいなもので、ライヴ中に客席のファンと会話をするのが恒例になっている。とはいえ、ひさびさにラジオでaikoのしゃべりを聴くと、変わらぬニュートラルさに感心する。

 そんなaikoがユーミンに「ナチュラルと草ボーボーはちがうよね」と言われた話をするから、味わい深い。
「裏でいろいろ、声の(ケアの)こととか(あるけど)。言う必要はないじゃないですか」

 番組企画で夫から妻へのメッセージをaikoが代読するコーナーがあって。aikoのライヴ映像をいままさに見てた(しかも、2度目)と舞い上がる妻に、事情を説明。収集がつかなくなると判断したのか、
「とりあえず、言うわ。聞いてな」
 とメッセージを読み上げるaiko。
「なんで私らがグッときてんの? ……キヨピー泣きそうになってるやん」
 さらに、キヨピーがけしかけ、妻から夫へ向けた言葉を言わせる。

 ──私はマサトシさんのことを世界一大好きです。

 イーッ! と盛り上がるスタジオ。
「キヨピー、どこにおいてきたんやろね。私たち」
「そう。私、もう、ちょっとさがしに行ってくるわ。aikoやっといてくれる?」
「道頓堀の川に落ちたんかな。淀川かな」

 その上、aikoは自分から「(プレゼントに)サイン書いて送る。送っていい?」と訊く。この「送っていい?」にaikoの人柄が集約されている。夫に再び電話を代わると、
「どやった、どやった?」
 とaiko。子供(3才)とハイタッチしました、という返事に、
「ハイタッチやてー」
 と興奮する。
「テンションも体温も上がりました」
 最後、シメはキヨピーが。
「私も脇汗が和気あいあいって感じで」
 このときの夫のリクエストは妻がいちばん好きだという「かばん」だった。
 
 
 ⇒ 『aikoの詩』
 
 
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