日テレ系の深夜で、『ルパン三世』の新シリーズがはじまった。テーマソングはおなじみのインストだが、エンディングに石川さゆりが起用されている。作詞はノドの手術で歌手生命をおえた、つんく。
最初、歌手名を見ずに、今回はレトロな歌謡曲調かと思っていたら、石川さゆりだったのだ。アニメの絵が歌ってるような演出は疑問だ。詞は曲に言葉を載せきれていないように感じた。言葉が伝わってこない。
アニメの中身は、いまさらとやかく言ってもしかたがないだろう。とやかく言いいたくなるような内容だってことだ。ルパンを使ってなにをやるか、という意欲に欠けている。新しいものには古いファンが文句を言うが、それに負けないなにか……がたぶん、ない。ただ、安定した視聴率を欲しがっての有名キャラ利用といった感じ。断続的とはいえ、最初のTVシリーズから数えれば、あの寅さんをはるかにしのぐ長寿シリーズなんだから。
声優陣の声のフケが気になる。不二子の声は、2ndシリーズのときだって、バカボンのママに変わったことがボロカス言われたが、いまではなれてしまった。こんどの不二子については、どんな反応になるのやら。
石川さゆり「ちゃんと言わなきゃ愛さない」 ⇒ 詳細はこちら
P.S.
今回のルパンは青ジャケット。冗談を言えば、ルパンの新作というのは、もはや大野雄二の利権だね。
●「ちゃんと言わなきゃ愛さない」
作詞:つんく/作曲:大野雄二
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