RCサクセションは古びない:『COMPLETE EPLP』発売

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 ♪何 やってんだー 税金かえせ 目を覚ましな
  巧みな言葉で 一般庶民を だまそうとしても
  ほんの少しバレてる その黒い腹~

あらためて聴いて、素直にいいな、と思ったのが、Disc 3の「ラヴ・ミー・テンダー」「サマータイム・ブルース」のくだり。政治的なメッセージが取り沙汰されがちだけど、当時の清志郎が言ってたように、問題は替え歌としてのセンスなんだ。あと、言わずもがなだけど、清志郎の歌唱。こんなにいい歌が当時、発売中止になったんだから。

『EPLP』っていうと、ボクがRCサクセションをはじめてちゃんと聴いたレコードで、気に入ってたのに、その後、なかなかCD化されなかった。
 

  『COMPLETE EPLP ~ALL TIME SINGLE COLLECTION~ 限定版』
 
 
そのリマスター盤が『COMPLETE EPLP ~ALL TIME SINGLE COLLECTION~』として、リリースされた。RCがデビュー50周年ってことで、ラスト・シングル「I LIKE YOU」まで全21枚のシングルが網羅されている。

ボクが昔聴いてたのは、今回のDisc 2~Disc 3前半に入っている部分で、当時のシングル(EP)のA面ばかりだったんじゃないかな。今回のは、B面も入ってるけど、ならびとしては、A面をつづけてくれた方が。それと、もともとの『EPLP』は「雨上がりの夜空に」がライヴ・ヴァージョンだったはずで、これもボーナストラックで入れて欲しかったな。