【前口上】ファンタジー小説の書き方

Pocket

 まいど。花見です。このたび、『怖いもの知らずのルリジサ』という長編のファンタジー小説(電子書籍)を無事リリースすることができた。

怖いもの知らずのルリジサ 第1部 勇者と幽霊
 
 例によって、RJ Books(株式会社RJ)からで、純粋な新作、しかも、小説作品となると、ずいぶん、ひさしぶり(RJ Booksでは初)となる。内容的には、花見優作作品にしては珍しく、王道寄りというか、間口の広いストーリーになったんではないかと思っている。
 
 すると、出版社の方から、ぜひ著者インタビューをやらせて欲しいという企画がもちあがった。といっても、おまえの芸術的苦悩とかそういうのはいらないから(そもそも、苦悩しないし)、これからファンタジー小説ないし長編小説を書きたいと思っている人向けに、どう書けばいいのかという、いわゆる小説作法を話して欲しい、という依頼である。受けることにした。
 
 ハウトゥを語るには、実例がないと不便であるということで、ようするに、『怖いもの知らずのルリジサ』をネタ(教材)にして、ファンタジー小説および長編小説の書き方を話してみようというわけである。
 
 といって、古典作品でもなし、発売されたばかりの『怖いもの知らずのルリジサ』を読んだって人はまだまだ100万人には達していないので、内容を知らない人も多い。そこで、読んでなくても、ハウトゥの理解にこまらないように、本文からふんだんに引用し、裏事情を語り、ネタバレしまくりでお送りする。
 
 小説を読むときには、予備知識なしに読みたいという、心ある本好き小説好きの人は、まず、『怖いもの知らずのルリジサ』を読んでから、この先の「ファンタジー小説の書き方(著者インタビュー)」を読むことをおすすめする。ボクと気が合うタイプなら、読んで損はないはずだ。
 
 一方、インタビュアーを務めた編集者は、「ホントにすぐれた作品は、ネタバレしようが、結末を知ってから読もうが、読む人を感動させるものですよ。『怖いもの知らずのルリジサ』がすぐれた作品かどうかはべつにして」と自分の都合のいい理屈をこねている。
 
 ボクとしては、どうせ語るなら、徹底的にやりたいということで、インタビューに臨んだ結果、ずいぶん、長くなってしまった。整理がてら、ひとまず、Webで少しずつ発表していこうということになった。インタビューの性質上、ボクの方のオフィシャルサイトである〈天才のしわざ〉が発表媒体として選ばれた。
 
 これを読んだ人からの反響があれば、それはそれで、可能なかぎり、フィードバックしていきたいと思っている。感想は、メールかツイッターあてにくれれば、ボクが直接目を通す。小説じたいの感想ももらえると、作者としてはうれしい。
 
 昔からの花見優作ファンの人も、はじめましての人もヨロシク! 順次アップされる「ファンタジー小説の書き方(著者インタビュー)」を楽しみにしてくれ。

 ⇒ 【もくじ】ファンタジー小説の書き方(著者インタビュー)

 小説は、AmazonのUnlimited を利用していれば、追加料金なしで(つまり、『怖いもの知らずのルリジサ』じたいは¥0で)読める。まだ利用してない人も無料体験できる。

 『怖いもの知らずのルリジサ 第1部 勇者と幽霊』
 
 『怖いもの知らずのルリジサ 第2部 白馬の王子』