2000年06月発売のヒット曲と話題

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浜崎あゆみ「SEASONS」

 作詞:浜崎あゆみ/作曲:DAI
 (136万枚/年間5位)

 さまざまなリミックス・アルバムを出して売れている浜崎あゆみは、かつてのKYON2みたいな文化リーダーになりたいのか。「vogue」 で挑んだ4月の宇多田ヒカルとの勝負は倍以上の差をつけられて負けたが、ここでセールスを逆転。これまで若者オンリーだったのが、ここらあたりからお茶の間にも知られるビッグネームとして君臨しはじめ、レコード会社を背負って立つことになる。
 
 

宇多田ヒカル「For You /タイム・リミット」

 作詞/作曲:宇多田ヒカル
 (88万枚/年間18位)

 ヒッキーの6枚目は両A面シングルって形で出た。「タイム・リミット」はGLAYのTAKUROと共作。曲のブリッジがいいのが浮かばなくて、ちょっとたのんだらしい。なぜ、GLAY? と思うが、尾崎豊とGLAYのファンらしい。わかっても、なんで? それより、注目は金曜夕方のFM番組『トレビアン・ボヘミアン』だ。ヒッキーのDJしゃべりはすごいヘタクソで、聴いてて不安で、それがクセになりそう。
 
 

ともさかりえ「少女ロボット」

 作詞/作曲:椎名林檎
 (87万枚/年間19位)

 シーナ・リンゴこと椎名林檎が楽曲とプロデュースを手がけた。ともさかのヴォーカルがまんま椎名林檎を意識してる。この2人って、もともと仲よしらしいから、マネしやすいのかってそんなことはどうでもいいんだけど、椎名林檎は一部音楽誌で「アルバム3枚出したら、椎名林檎としての活動はやめる」と言ってて、ボクがヒュッと思ったのは、そっくりに歌えるやつがいれば、本人がヴォーカルとる必要はないって気づいたからなの。
 
 

傳田真央「Masquerade」

 作詞:傳田真央/作曲:FUJI

 3rdシングルは〈ジェニファー・ロペスやトニ・ブラクストンなどのブレイクによりR&B、HIP-HOPシーンでも大きな波になっているラテン・テイストも取り入れたクールでソリッドなアップチューン。ダンサブルなトラック、華やかだがどこか哀しい仮面舞踏会がモチーフ〉だそうだ。だから、クールかホットかどっちやねん。そんなことより、傳田真央とゼンダマンって、メッチャ語呂似てるよな。
 
 
■音楽Topic 2000.06

 山下久美子が20周年記念アルバム『THE HEARTS』を発売。ゆかりのアーティストを1曲ごとのプロデューサーにたてたセルフ・カヴァー。高橋幸宏、佐野元春、桑田佳祐、石田長生、仲井戸麗市、Dr. Strange Love、KYON、佐橋佳幸、山崎まさよし、グルーヴァーズ、大沢誉志幸などそうそうたる顔ぶれ。このときと思うが、インストア・イベントをすると聞いて、あの山下久美子にドサ廻りさせるなんて、東芝EMIはクソだと思った。
 
 
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