1999年08月発売のヒット曲と話題

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浜崎あゆみ「monochrome」

 作詞:浜崎あゆみ/作曲:D.A.I
 (162万枚/年間3位)

 先月「Boys&Girls」(103万枚/年間11位)を出したばっかりというに、これは4曲A面のマキシシングルで、全体のタイトルを『A』と言う。ミニ・アルバムではないのですね。こういうややこしいことを流行らしたのはこの人だ。浜崎あゆみは世間的な認識はアイドルなのに、本人やレコード会社はアーティスト的アプローチで、クラブを意識してるせいか、シングルを連発する。アルバムをバラ売りして単価を稼いでるようにも見える。
 
 

hiro「AS TIME GOES BY」

 作詞/作曲:伊秩弘将
 (81万枚/年間18位)

 しばらくして、SPEEDの翌年3月解散を発表。理由はソロ活動(もともと彼女たちはソロ志向)である。ボクはなんとなく、彼女たちもそろそろ20才なんて、まちがった感慨にふけってた。小学生でデビューし、男と同棲してる(?)というhiroこと島袋寛子はこのとき15才である。あとの2人が16才で、一番上でも18才だ。hiroは引退して沖縄に帰る、飲食店がしたいらしいなんて話もあった。
 
 

センチメンタル・バス「Sunny Day Sunday」

 作詞:赤羽奈津代/作曲:鈴木秋則
 (50万枚/年間39位)

 いまの若いやつだと、まえも書いたかしれんが、センチメンタル・バスが買いですねー。昔からあるポップ・バンドのヴァリエーションというか。古い例で申し訳ないけど、Tom Cat みたいな。この手は、たぶん、一発屋でおわるんだけど、♪39度のとろけそうな日~ではじまる「Sunny Day Sunday」はやっぱりちょっとよい。川本真琴っぽいとこもちょっとある。
 P.S. ホントに一発屋だった。
 
 
■音楽Topic 1999.08

 12日。皆既日食と共に、惑星のグランド・クロスがあった──これが世に言う〈恐怖の大王〉のしるしであったが、あまりそれらしき人は見かけなかったように思う。このとき、冥王星だけがその動きからはずれ、自由位置にあったという。そのことが〈危機〉を象徴する、とも言われていたのだ。冥王星はプルートといい、占星学では〈悪魔〉のシンボル。細野晴臣は曰く「”Emerging” ~隠れたものが出現する~という時代だった」
 
 
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