安室奈美恵「Chase the Chance」
作詞:前田たかひろ/作曲:小室哲哉
(136万枚/翌年10位)
1月の出世作「TRY ME~私を信じて~」には〈with SUPER MONKEY’S 〉の表記があり、のちのMAXがいっしょだったが、ソロになって大躍進。すでに名前は知っていたが、注目はしてなかった。その理由と売れた理由はたぶんいっしょで、顔だ。このころは、ほっぺがプクッとまえへ出た赤ちゃん顔をしている。それに沖縄出身の眉毛の濃さとうっとーしい長髪で、まったく興味がもてなかった。それがあんなにかわいくなるなんて。ねえ?
岡村靖幸「Peach X’mas」
作詞/作曲:岡村靖幸
『禁じられた生きがい』からのシングル・カット。クリスマス・ソングといえば、たいていのクズも売れるのに、まったく浸透しなかった。詞は、こんなんなら、いくらでも書けるだろうっていう岡村節――それが世間のクリスマス・ムードと相容れないということだろう。そこがすごくて売れない理由。ハッピーな「恋人がサンタクロース」もサッドな「クリスマス・イブ」も気分を演出してくれるという点ではいっしょだが、これはボヤキ。
森高千里「ジン ジン ジングルベル」
作詞/作曲:森高千里
ジングルベルのまえに♪ジン、ジンとリズムをとることじたいは珍しくない趣向だが、これが洋酒のジンとかかったCMソングである。歌詞にはありきたりの言葉しかないポップスの手法で、クリスマス・ソングに仕立てた。翌年のアルバム『TAIYO』に入った「GIN GIN GIN」 はいまどき〈サントリー・アイスジン〉と商品名どころか企業名までしっかり歌い込んである。そっちの替え歌♪チンチンチン お酒もなんでもレンジでチン。
●小沢健二「痛快ウキウキ通り」
作詞/作曲:小沢健二
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