バブルガム・ブラザーズ「WON’T BE LONG」
作詞/作曲:Bro.KORN
(万枚/翌年16位)
本来、音楽というのは、歌詞がどうとか細分化して聴くもんじゃなくて、もっと体感的なものだろうという点で、この年のベスト・トラックのひとつ。ボクがカラオケで歌える数少ないミリオンセラーでもある。盛り上がるしね。彼らが佐野元春の前座的なこともしてたのは知ってたが、ブラザー・トムが警官コントの小柳トムとは知らなかった。芸人から歌手に転じたということでは、ぴんからトリオ、殿様キングスの後継者。
忍者「お祭り忍者」
作詞:原六朗、荒木とよひさ/作曲:原六朗、馬飼野康二
(13万枚/年間95位)
(そういや、そんなやつらいたな)以上には思い出せない。おなじ事務所に光GENJIという怪物がいたおかげで、すっかり影にかすんだ感じだ。見せ方も忍者のカッコしてて、〈戦隊ヒーローもの〉のノリに近いんだけど、楽曲やプロモーションはジャニーズ・グループアイドル路線をハミ出るものではなかった。どうせなら、『カムイ』みたいに思いっきり暗くアナクロにやれば受けたかも。90年じゃムリか?
JITTERIN’JINN 「夏祭り」
作詞/作曲:破矢ジンタ
(15万枚/年間80位)
チャート的には「にちようび」から連続ヒットという感じで、この年のジッタリンジンはアイドル歌手並みの活躍であった。
■音楽Topic 1990.08
2日。イラク軍がクェートに侵攻、武力制圧した。雑誌『O3』のインタビューに登場したサエキけんぞうは、同誌で以前インタビュアーの萩原健太が近田春夫に「すいません」とあやまったことを批判。自分にとって、『気分は歌謡曲』時代の近田春夫とYMOの影響がいかに大きかったかを語った。さらに「ロックの魅力はやっぱりポリティカルなものに尽きるね」というムッシューかまやつ発言と小林幸子の動じなさにも言及した。
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