1989年11月発売のヒット曲と話題

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Wink「One Night In Heaven ~真夜中のエンジェル~」

 作詞:松本隆/作曲:S.LIRONI/D.NAVARRO
 (21万枚/年間38位)

 日本の雑誌『03』では、近田春夫がインタビュアーの萩原健太を批判した。萩原健太が『MTVジャパン』でWINKと森川由加里と葛城ユキのヴィデオ・クリップを流したことに対し、
「ぼくはね、ああいうものははっきり『ひどい!』って言うべきだと思うんだけどね」
 とヒップホップな自分をアピール。パブリック・エネミーやヒップホップがいまのロックで、ついてこれない旧世代は「要するに才能がない」んだと。
 
 

牛若丸三郎太「勇気のしるし」

 作詞:黒田秀樹/作曲:近藤達郎
 (41万枚/翌年16位)

 世間的には新元号・平成となり、『朝まで生テレビ』が評判となり、「オバタリアン」とか「おやじギャル」とか「ほたる族」とか「アッシーくん」とか「お局さま」とかいろんな種族が発生、24時間戦えないとビジネスマンじゃなかった。
 
 

小泉今日子「学園天国」

 作詞:阿久悠/作曲:井上忠夫
 (25万枚/翌年44位)

 フィンガー5のカヴァー。「ヘーイヘイヘイヘーイヘイ……」のコール&レスポンスが有名。このころのキョンキョンは存在が先行して、歌などどうでもよくなっていた。
 
 
●JUN SKY WALKER(S) 「白いクリスマス」

 作詞:Kazya/作曲:Junta
 (29万枚/翌年29位)
 
 
■音楽Topic 1989.11

 6日。映画『ブラック・レイン』で悪役を演じ、これからハリウッド・スターになろうかという勢いだった松田優作が病死した(享年39)。出演オファーを受けた時点で、本人は覚悟していたと言われる。

 9日。ベルリンの壁取り壊し作業開始。

 26日。ドラフト会議。社会人野球の新日本製鐵堺に所属していた野茂英雄に、史上最多の8球団の1位指名が集まった。その後、交渉権を獲得した近鉄バファローズに入団。契約金は史上最高の1億2000万円と伝えられた。

 28日。芝浦GOLDオープン。
 
 
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