長渕剛「とんぼ」
作詞/作曲:長渕剛
(74万枚/翌年3位)
翌年まで売れて、音楽シーン全体で約5年ぶりのミリオンセラーとなった。このときはまだ西武の4番で、のちに巨人に移籍する〈番長〉清原が打席に向かうときのテーマソングとしても知られる。天皇崩御後のアルバム・タイトルは『昭和』だった。右翼の域まで達したか。知り合いの女の子の話だと、「ライヴのときの見せ方はブルース・スプリングスティーンやねん。『ボーン・イン・ジャパン』か! みたいな」という事態らしい。
森高千里「ALONE」
作詞:森高千里/作曲:安田信二
珍しい英語タイトルだが、歌詞にはない。〈初めてのスローナンバー〉といっても、ユーロ路線の範囲でのことだ。〈サビの部分が同じフレーズの繰り返しで、どんな言葉にしようか悩みました〉ということだが、〈初めて私の中で「失恋」をテーマにした作品〉なのに、♪好きよ 好きよ 好きよ 好きよ~と、くり返す。失恋したあとやのにでっせ。そこがなければ、ありがちでおわっていた。聴きどころは♪息が止まりそう~の裏声か。
●光GENJI 「剣の舞」
作詞:康珍化/作曲:馬飼野康二
(41万枚/年間7位)
●南野陽子「秋からも、そばにいて」
作詞:小倉めぐみ/作曲:伊藤 玉城。
(23万枚/年間30位)
●渡辺謙「さよならをするために」
作詞:石坂浩二/作曲:坂田晃一
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