レベッカ「フレンズ」
作詞:NOKKO/作曲:土橋安騎夫
(25万枚/翌年30位)
一般には、レベッカとBOφOWYのコピーバンドが大量発生したことが、その後のバンドブームを生んだということになっている。そのレベッカが世の知られることとなった代表作。NOKKOの爆裂ネーチャンぶりは、アイドルになれない女の子たちの心をつかんだのだろう。「フレンズ」はタイトルでわかるように恋愛の歌ではない。「せんぱーい」って女の子の声が聞こえるとか噂になった。
米米CLUB「I・CAN・BE」
作詞/作曲:米米CLUB
デビュー曲。歌謡曲っぽいノリのあるソウル・ミュージックで、のちの楽曲よりはずっといい。「あかんべえ」はミエミエだけど。インディーズ・レーベルを主宰していたケラがアマチュア時代の米米作品をリリースしたがったのは有名だ。相手にはされなかった。人間的なノリはぜんぜんちがうよな。最初、内輪ウケで曲タイトルを「米」づくしにしてたのが、グループ名の由来になったと話してたような記憶がある。
うしろゆびさされ組「うしろゆびさされ組」
作詞:秋元康/作曲:後藤次利
おニャン子クラブ所属の高井麻巳子(のちの秋元康夫人)と岩井由紀子(のちの、ゆうゆ)のユニット。さっそくのリリース攻撃だが、この時点で、おニャン子関連CD連発計画がどこまでできていたかは不明。このユニットに関しては、新番組のアニメ『ハイスクール!奇面組』とのタイアップという部分が先行している。2人が選ばれたのは、作中の女性キャラ、宇留千絵と河川唯に似ているからという話もある。アニメにも登場。
中森明菜「SOLITUDE」
作詞:湯川れい子/作曲:タケカワユキヒデ
(33万枚/年間35位)
デビューから4年、1位獲得は10作目。初期のツッパリ路線は少し大人ヴァージョンに変質していて、♪25階の 非常口で 風に吹かれて 爪を切る。ちょっとけだるい感じですか。イメージはわかるんですが、現実にそんなことする女はいないだろう。♪だから 好きとか嫌いの 問題じゃなくて いつか馴れ合う 気安さがイヤなの うまく云えなくて ごめんね。相手が中森明菜だったら、グッとくるんでしょうな。
戸川純「遅咲きガール」
作詞:戸川京子/作曲:小松世周
翌月発売されるアルバム『好き好き大好き』からの先行シングル。バンド〈YAPOOS〉を引き連れたライヴは『TOUR-LIVE ’85~’86』で見られる。このころの戸川純はオシャレだった。
●安全地帯「碧い瞳のエリス」
作詞:松井五郎/作曲:玉置浩二
(29万枚/年間29位)
●山下久美子「星になった嘘」
作詞:竹花いち子/作曲:亀井登志夫
■音楽Topic 1985.10
邦楽ロック批評誌『ロッキング・オン・ジャパン』創刊。
ハレー彗星の接近が関係あるかのごとく、異常事態が連発された1985年をしめくくるかのように、16日。阪神タイガースが21年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた。
めでたい話題の一方、歌手のフランク永井(53)が自宅で首吊り自殺を図ったものの、未遂におわり、少し回復したが、脳の機能の一部を損なった。かつての愛人に養育費を請求され悩んでいたらしい。
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