中森明菜「セカンド・ラブ」
作詞:来生えつこ/作曲:来生たかお
(65万枚/翌年8位)
アイドル歌謡の枠に収まってはいるものの、♪恋も二度目なら~という歌詞は、けっこう大胆。この夫妻の作詞作曲チームはこのへんからか。阿木・宇崎チームのようにドギツクないのが、世間には喜ばれたはずだ。中森明菜のデビュー曲は「スローモーション」ですからね。「少女A」で、これ、とくると、タイトル的に2枚目みたいだけど。3rdシングルの2nd愛。
森進一「冬のリヴィエラ」
作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一
(26万枚/翌年41位)
これは好きだった。そして、演歌を好きになってしまっている自分に動揺した。なのに、「紐育物語」も好きだった。あとで種明かしを聞いて、ホッとした。演歌じゃなかったわけだ。子供のころの無意識ってのは、素直だ。逆に言えば、80年前後の『ザ・ベストテン』黄金時代を中心に、はっぴいえんどから連綿とつづく流れにボクは反応してきてるだけで、あれが好き/これはキライなどと言ってるのも、ずいぶん、アテにあらない話と言える。
梅沢富美男「夢芝居」
作詞/作曲:小椋佳
(25万枚/84年44位)
〈女形〉という職業をボクはこの人で覚えた気がする。なので、当然、業界の重鎮だと思っていたのに、旅回りなどの役者だったと、なんかで読んだ気がする。この歌でもって、名をなした(まちがってたら、スミマセン)。♪恋のからくり 夢芝居~という名刺がわり的な演歌なのに、作詞作曲はなぜかフォークなはずの小椋佳。ま、吉田拓郎にも「襟裳岬」とかあるしね。ソングライターってことだね。
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