角川博「涙ぐらし」
70年後半のヴァラエティ番組によく出ていた演歌歌手のデビュー曲。この人は本業とはズレた部分で芸達者ということになってしまって、知名度はかなりあったはずなのに、なぜかこれというヒット曲がない。見ている側に歌手という認識がなかったのかもしれない。〈芸は身を助く〉という言葉があるが、その場合は〈秀でた一芸〉じゃないとダメなんだな。
大竹しのぶ「みかん」
作詞:阿久悠/作曲:大野克夫
映画『青春の門』で現役女子高生女優としてデビューした大竹しのぶのアイドル風歌手デビュー曲。ヒットしたわけでもなく、本格的に歌手活動を継続するわけでもない。のちに、メジャーな女優となったので、珍品扱いで知られているだけである。編曲に細野晴臣の名前が見られるが、萩田光雄も名を連ねている。おそらく、まだ細野さんの実力が業界で認知されておらず、安全策にアイドル歌謡の大御所が監修したってとこでしょうか。
浜田省吾「路地裏の少年」
作詞/作曲:浜田省吾
ハマショーこと浜田省吾のソロ・デビュー曲にして代表曲でもある。カラオケ人気も高かった。
●アグネス・チャン「恋のシーソー・ゲーム」
作詞:落合恵子/作曲:井上忠夫
■音楽Topic 1976.04
四人囃子『ゴールデン・ピクニック又』
紫『紫』
中島みゆき『私の声が聞こえますか』
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