1974年09月発売のヒット曲と話題

Pocket

天地真理「想い出のセレナーデ」

 セールスで10万枚、年間20位の差を山口百恵につけられて、そろそろアイドルの世代交代である。元祖アイドルでありながら、そこで止まった天地真理と山口百恵がちがうのは、この後、さらに阿木燿子=宇崎竜童コンビによる第2の黄金時代があることで、郷ひろみもそうだし、のちの松田聖子もそうだ。逆に、桜田淳子ら同世代のアイドルはあとがなかった。こういう人たちはヒット曲はいくつもあるが、一発屋ならぬ一時期屋と言える。
 
 

郷ひろみ「よろしく哀愁」

 (41万枚/年間16位)

 話題作、硬質な声、本来こういう歌い方をされる曲ではない。それをヘタだとか
眉毛がホントーに太い
 
 
●山口百恵「ちっぽけな感傷」

 (38万枚/年間20位)
 
 
■音楽Topic 1974.09

 株式会社米朝事務所設立。フリーで活動していたが、独演会、TVのレギュラー、出版など仕事量がますます増えたので、というのが理由だが、落語家の個人事務所で本格的な会社組織にしたのは珍しい。弟子もほとんど所属する。桂米朝というと落語家だと思うかもしれないが(それはそうなんだが)、ラジオDJとしても、リクエストハガキに曲名以外のメッセージという、いまでではあたりまえの形を開拓したり、TVも長寿番組が多い。
 
 
【関連記事】
 1960年代のヒット曲と話題
 1970年代のヒット曲と話題
 1980年代のヒット曲と話題
 1990年代のヒット曲と話題
 2000年代のヒット曲と話題
 2010年代のヒット曲と話題