ライオンをたとえに使うときには要注意

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 『久米書店』がひっこしした。って、番組の裏事情は知らないが、「新居」最初の放送でのこと。

 メインのゲストとはべつに、毎回、出版社の人間が売り込みにくる。この日やってきたのは、少し太めの体型の部長という肩書きの男性。こんなタイトルの本をもってきた。
『できる男は超少食』

 ボクは読んでないが、タイトルの言葉づかいがあんまり好みじゃない。

 とはいえ、そんなことでとやかく言われたら、書いた方、作った方はたまたもんじゃない。

 番組での紹介によると、いままでの常識をくつがえす主張で、空腹の方が頭が冴えるから、1日1食にしろということらしい。信じるかどうかは自分で判断してくれ。ボクがツッコミを入れたくなったのは帯の文句だ。

「ライオンは腹がへると狩りをする。」

 狩りをするのは、メスやから。

 タイトルと整合性がとれてない。売り込みにきた人物が言った、
「人間だって動物ですから」
 というのも暴論だが、そこはゆずるにしても、「できる男」とは関係ない。

 そんなこと言うと、ジェンダーうんぬんとか言い返されるのだろうか。しかし、ここで問題にしているのは、表現力の問題である。たとえは「なるほど」と思わせてナンボだ。
 

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