男前のたそがれ ~ゆすられた原監督~

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※阪神と巨人のクライマックスシリーズに合わせて、過去記事のアップ。

 巨人の原辰徳監督が元暴力団員に1億円払ったことが明らかになった。
 1988年ごろ、不倫関係にあった女性の日記を2006年に買い取ったという形。
 さらに、2009年には、暴力団組長から巨人にも接触があり、このときの組長は逮捕されている。
 今回、週刊文春が記事にするに先立って、球団が発表した。
「反社会勢力への利益供与ではない」
 と強弁しているというが、そういう問題じゃないんじゃないだろうか。

 この事件の驚きは、女性関係のゆすりなんてものが現実に存在して、それに1億も払う人間がいるんだということだ。それも、かなり古い話だ。
 で、それを払ったのは、こうしたことが表沙汰にならないためなのに、なってるし。

 火遊びの代金として、1億払う価値のある女だったのだろうか。
 女がゆすりに無関係となると、1億という金額をどう見てるか。自分は数十万のバッグを買ってもらったぐらいだったら、ムカつくだろうな。マンションぐらい買ってもらってたのだろうか。
 ヨメはんの方も、いまさら不倫に腹を立てるトシでもないと思うが、1億という金額にムカつく可能性がある。

 いまや53才となったかつてのプリンスの、なんにもしなくても泣いてるような顔がコッケイ味を増している。
 
 
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■再アップ(初出2012.06.22)