朝に堀北真希の夢を見た日の三丁目の夕日

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 正確には、『三丁目の夕日 ’64』をTVでやった。20年の東京オリンピックが近づいたら、またやるんだろうな、きっと。

 今回は『寄生獣』の監督が監督だってことを日テレが強調してたから、完結編の映画公開に合わせてなんだろうが、監督のファンはともかく、『寄生獣』のファンからしたら、真逆の方向の作品じゃないのか? 『三丁目の夕日』って。それとも、他人の家に寄生している人物ばかり出てくるって皮肉なのか。

 第1作から寅さんの甥っ子が小雪と家族を作っていくパートが苦手だったのだが、今回のストーリーはちょっと不自然すぎる。

 堀北真希はこの〈ろくちゃん〉役が映画の代表作みたいになってるのがなー。

 いま思ったけど、俳優養成所とかの教材にしたらいいんじゃないの。演技の初歩、みたいなことばっかり求めるこのシナリオ。舞台設定が古いからって、話の展開を昔風にする必要あんのか? デートを隠そうとしたり。

 ようするに、この映画シリーズの強みはCGで、〈あの時代〉を再現できるところだ。

 まだ生まれてなかった世代でも、ノスタルジーを感じることができる。心動かされるのは、ストーリーではなく、映像だ。

 ラスト、ピンクのスーツに身を包んだ〈ろくちゃん〉が新幹線に乗るところ、1964年の日本全国の新婦に勝手に思いをはせ、うっかり感動しそうになった。未来を夢見て、なんて類のセリフより揺さぶられる。

 で、他人の夢の話なんて聞かされたってしょうがないだろうけど、朝見た夢ね。10代のころのアイドルが出てきたようなのとはちがうね。こう、じょじょに心を許して、関係が深まっていく経過となにげないセリフのやりとりが……って、てめえの夢、批評してどうすんだっていう。それも、ホメてるし。
 
 
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