1997年11月発売のヒット曲と話題

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KinKi Kids「愛されるより 愛したい」

 作詞:森浩美/作曲:馬飼野康二
 (113万枚/翌年8位)

 作家チームが代わった2ndシングル。理由は不明。馬飼野康二は70年代アイドル歌謡の常連。そういう伝統的な意味での評価もあった。また堂本剛は伝統的なジャニーズ顔と言われる。堂本光一は少女マンガ・キャラ。紅白出場はおなじ事務所のTOKIOがもっていき、ファンは憤慨していた。Kinkiをキワものだと思ってた――だって名前が――ボクはなにを怒ってるんだろうと不思議だった。
 
 

大滝詠一「幸せな結末」

 作詞/作曲:大瀧詠一
 (81万枚/翌年24位)

 12年ぶりのシングル。月9ドラマ『ラブジェネレーション』主題歌。

 音楽業界でリスペクトを受けるには、ヒット曲をもつことが条件だ。大瀧詠一の場合、加えて理論家の側面に由来するリスペクトがある。ボクは大瀧詠一のノヴェルティ色の強い歌が好きで、スウィートな楽曲はそれほどでもない(たまに、すごくいいと思えることがあるけど)。大瀧詠一が強いのは、かりにピンとこない曲があったとしても、「きっと裏づけがあってやってることなんだろう」と聴き手に思わせる音楽理論をもつところだ。
 
 
●SIAM SHADE「1/3 の純情な感情」

 作詞/作曲:SIAM SHADE
 (69万枚/翌年31位)
 
 
●広瀬香美「promise」

 作詞/作曲:広瀬香美
 (54万枚/翌年45位)
 
 
●森高千里「SNOW AGAIN」

 作詞:森高千里/作曲:高橋諭一
 
 
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